トロント・ブルージェイズのリュ・ヒョンジン(34)とセントルイス・カージナルスのキム・グァンヒョン(32)の東京五輪参加が不可能となる見通しだ。
米メディア『ベースボール・アメリカ』は6月11日(日本時間)、メジャーリーグ事務局の言葉を引用し、「40人ロースターに名前のない選手だけがオリンピックに出場できると」明らかにした。
続けて、「韓国のリュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョン、日本のダルビッシュ有や大谷翔平は東京五輪代表に選ばれない」と付け加えた。
メジャーリーグで活躍中のリュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンが東京五輪に出場できないのは、すでに予想されていた事実だ。
このため、韓国野球委員会(KBO)事務局、韓国野球ソフトボール委員会(KBSA)、野球韓国代表のキム・ギョンムン監督は、去る3月22日の東京五輪事前登録者リスト発表の時点で、リュ・ヒョンジンとキム・グァンヒョンを外していた。
同リストにはテキサス・レンジャーズのヤン・ヒョンジョン(33)、タンパベイ・レイズのチェ・ジマン(29)、サンディエゴ・パドレスのキム・ハソン(25)らほかのメジャーリーガーは含まれた。ただ、彼らも各球団の40人ロースターに名を連ねているため、オリンピック出場の可能性は低いとみられている。
MLB事務局は選手の負傷防止などを理由にメジャーリーガーのオリンピック出場を阻止している。このため、一部ではMLB事務局のこうした決定が、野球の世界化を妨げているという批判の声も挙がっている。
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