今季の韓国プロ野球は“不惑”のベテランたちが主人公、経験と情熱でチームの牽引役に

今季の韓国プロ野球は、不惑のベテラン選手たちがリーグを引っ張っていく存在として注目を集めている。

まず、大注目のベテランとして名前が挙がるのは、SSGランダースの“スーパールーキー”チュ・シンスだ。

チュ・シンスは高校卒業後、韓国プロ野球を経ずに渡米。2000年にシアトル・マリナーズと契約し、4年間はマイナーリーグ生活を送っていた。

そして2005年のメジャー初昇格以降、2020年まで16年間アメリカでプレーし、1652試合出場、通算打率0.275、218本塁打を記録した大打者だ。

SSGランダースとの契約からオープン戦まで、多くの話題を呼びこんだチュ・シンスの影響で、すでに所属チーム選手の士気は高まっているそうだ。彼は今年、“2番の強打者”として、新球団のSSGランダースを初年度から韓国シリーズ優勝へと導くことが期待されている。

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チュ・シンス

ロッテ・ジャイアンツのイ・デホ、サムスン・ライオンズのオ・スンファンも外せない。

特に、イ・デホとオ・スンファンは今季新たな大記録を迎えようとしている。安定した打撃力と常時出場を見せてきたイ・デホは、12年連続の200塁打に挑戦する。

昨年、韓米日通算400セーブを達成したオ・スンファンは今季、韓国プロ野球通算300セーブに挑戦。現在、295セーブを記録しており、大記録まで残りわずか5となっている。

オ・スンファン(左)とイ・デホ(右)

通常、プロ野球選手は30代半ばを起点に運動能力が低下していく。そのため、球団も相対的にベテラン選手への投資を減らすのが一般的だ。

しかし、彼らの経験は何ものにも代え難い。今季の韓国プロ野球は不惑を忘れさせるベテランたちの情熱が燃えあがっている。

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