プロ野球の応援歌&選手登場曲は“著作者人格権”の侵害? 韓国で初の判決

結論からいえば、その可能性は高くない。

サムスンのパク・チェヨンマーケティングチーム長は、「今回判決が出た訴訟だけでなく、現在2つの著作権関連の訴訟が進行中だ。また著作者が控訴する可能性も残っている」と話しており、完全な問題解決までには時間が必要であるとの見方を示した。

それでも選手登場曲は、今シーズンから再使用できるように努力するという。パクチーム長は「今回の訴訟で取り上げられた全17曲のうち、1曲は選手登場曲だ。選手登場曲はアレンジせずに、そのまま流しており、それを著作者人格権侵害というのは無理があると思う。判決が出ただけに、他の球団と議論して、次のマーケティング会議で登場曲の使用を正式案件として伝えようと思っている」と明らかにした。

KBOも10球団のマーケティング担当者と協議後、今後の対応の方向を定める計画だ。

マーケティングを担当するKBOチェ・ウォンジュンチーム長は、「現在サムスンを含む6球団が関連訴訟を進行中のため、判決が出たからといってすぐに対応するのは難しい。また応援歌の使用に関する球団の立場も、それぞれ異なる可能性がある。次のマーケティング会議で10球団のマーケティング担当者と議論して、今後の計画を立てる予定」と説明した。

KBOと10球団のマーケティング担当者が参加する会議は、3月中に開催される。

まだすべてが解決したわけではないが、球団側が勝訴する判例が出ただけに、進行中の訴訟にも影響を与える可能性は高い。今回の判決が応援歌に関する著作者人格権問題に終止符を打つのか、見守りたい。

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