韓国サッカーは1989～1991年の選手たちが2009年エジプトU-20ワールドカップ8強、2012年ロンドン五輪銅メダル獲得の成果を上げながら、新しい全盛期を迎えた。キ・ソンヨン、ク・ジャチョル、キム・ボギョン、キム・ヨングォン、ホン・ジョンホ、チョン・ウヨン、ナム・テヒ、チ・ドンウォンなどが、韓国代表を導いた。
特にヨーロッパで長くプレーするキ・ソンヨンとク・ジャチョルの存在感は、韓国がアジアトップ圏、世界の舞台におけるダークホースの地位を維持する原動力であった。
ただし、今は違う。キ・ソンヨンとク・ジャチョルは代表引退を事実上宣言し、サッカー界からも10代後半から2～3世代の代表に選出され続けた2人の代表引退を認める意見が出ている。1988年生まれのイ・チョンヨンも、カタールW杯まで現在の実力を維持できるかどうか、断言できない。
今からは1992年生まれのソン・フンミン、ファン・ウィジョが韓国代表の中心になり、ファン・ヒチャン、ファン・インボム、キム・ミンジェら1996年生まれの先輩たちが彼らを支えなければならない。
さらにイ・スンウ、イ・ジンヒョンが加わる。ペク・スンホ、チョン・ウヨン、イ・ガンインなどヨーロッパで頭角を表している逸材たちも、来年に行われる東京五輪最終予選と本選、カタールW杯アジア最終予選で活躍する人材に育てなければならない。
“ロンドン世代”には、もう依存することができない。アジアカップが終わった今この瞬間こそ、ベント監督と新しいメンバーが調和すべきタイミングだ。10大会連続ワールドカップ出場を目指す韓国に、逆らえない大きな変化が求められている。
