会長が補助金横領の容疑で職務停止され、韓国サッカー協会(KFA)の管理団体として指定されていた韓国幼少年サッカー連盟が消滅する。
KFAは9月22日、ソウルのサッカー会館で開かれた臨時代議員総会で、韓国幼少年サッカー連盟の法人清算と消滅を可決した。
韓国幼少年サッカー連盟は、1996年に前身「韓国初等学校サッカー連盟」として発足され、KFAの加盟団体となった。そして11年後の2007年、先進育成システムの時勢に合わせて幼稚部とユースクラブを網羅する韓国幼少年サッカー連盟に名前を変えた。
しかし江北(カンブク)地方警察庁は2019年12月30日、最近5年間、韓国幼少年サッカー連盟に支給された自治体の補助金8億ウォン(約8000万円)相当を個人用途に転用した容疑で会長A氏を拘束した。
KFAはすぐにA氏の会長職務を停止させ、今年3月の第2次理事会では定款に基づいて韓国幼少年サッカー連盟を管理団体に指定した。
A氏は6月、業務上横領、地方財政法違反などの容疑で実刑を言い渡された。そしてKFAは公正委員会を開き、会長の除名と役員の資格停止処分を下した。KFAは当初、韓国幼少年サッカー連盟にA氏の代わりとなる会長代行を選任するよう要求したが、これといった措置が提案されなかった。
最終的に今年7月の韓国幼少年サッカー連盟の管理委員会の会議で、現在の資産では債務返済はもちろん、人的な刷新も不可能だと見なされ、法人破産と消滅を決定し、代議員総会で案件を可決した。
KFA関係者は9月23日、本紙『スポーツソウル』との通話で、「幼少年の大会は当分の間、韓国サッカー協会が自主的に進行する予定」とし、「まだ具体的な計画は出ていないが、既存の大会は通常通り行われるようにする予定だ。小・中・高の業務をしてきた大会運営チームなどが担当する可能性がある」と述べた。
前へ
次へ