【アジア蹴球リサーチ】サンフレッチェ広島が警戒すべき蔚山HD FCの刺客4選+1

サンフレッチェ広島は本日(10月21日)、アウェイの蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われるAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ第3節で、韓国の蔚山HD FCと対戦する。

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今季ACLEではともに1勝1分としている両チームだが、公式戦10戦無敗の広島に対して不振が目立つのが蔚山だ。

蔚山は昨季までリーグ3連覇を達成しながら、今季は2度の監督解任を断行しており、一時は入れ替え戦圏内まで低迷。リーグ戦も直近7戦無敗と苦しんでいたが、本職ユースダイレクターのノ・サンレ監督代行のもと、広島戦前のリーグ戦(10月18日の第33節vs光州FC戦)で約2カ月ぶりの白星を収めることに成功している。

そんな両チームの対戦は2012年12月のクラブワールドカップ5位決定戦以来約13年ぶりで、当時は広島が佐藤寿人氏らの2ゴールで3-2と勝利した。では、今回の対戦で広島が警戒すべき蔚山の“刺客”は誰か。注目選手を「4+1」人で紹介しよう。

チョン・スンヒョン(31)

蔚山ユース出身の生え抜きで、2017~2019年にはサガン鳥栖と鹿島アントラーズでJ1通算51試合2得点を記録した元韓国代表センターバック。鹿島で2018年、蔚山で2020年のACL優勝を経験しており、2024年2月からUAEのアル・ワスルでプレーしていたが、今年7月に蔚山へ約1年半ぶりの復帰を果たした。広島とは鳥栖および鹿島時代に公式戦通算7試合対戦し、3勝1分3敗としている。

チョン・スンヒョン
(写真提供=OSEN)チョン・スンヒョン

ソ・ミョングァン(22)

昨季までKリーグ2の富川(プチョン)FC 1995でプレーし、今年1月に蔚山へ新加入した若手センターバック。U-23韓国代表で昨年のU-23アジアカップに出場し、準々決勝敗退でパリ五輪出場を逃す苦い思いも経験した。蔚山移籍後は着実に出場機会を得ており、今年7月にはE-1選手権でA代表デビューを飾るなど、国内で評価を高める有望株の一人だ。

ソ・ミョングァン
(写真提供=OSEN)ソ・ミョングァン

グスタフ・ルドヴィグソン(32)

2023年より蔚山に在籍するスウェーデン人アタッカー。蔚山加入以前はスウェーデンの7部でキャリアをスタートさせ、その後5部、2部、1部とステップアップを果たした苦労人だ。今季リーグ戦では32試合出場4ゴール3アシストを記録しており、広島戦前に行われた10月18日のリーグ戦vs光州(クァンジュ)FC戦では先制点の活躍を披露している。

グスタフ・ルドヴィグソン
(写真提供=OSEN)グスタフ・ルドヴィグソン

エリック(28)

今季より蔚山に加入したブラジル人FW。身長は174cmと小柄もフィジカルに強みを持ち、蔚山では前線の中央およびサイドの両方で起用されている。今季リーグ戦は27試合10ゴールでチーム最多得点。最後の公式戦での得点は7月23日のリーグ戦第23節vs大田(テジョン)ハナシチズン戦で、現在まで約2カ月間ゴールから遠ざかっているが、対戦するDFの脅威となる選手であることは間違いない。

エリック
(写真提供=OSEN)エリック

マルコン(31)

今年7月より蔚山でプレーするブラジル人ストライカー。クラブ公式ホームページに記載の身長体重は「196cm・113kg」と、まさに圧倒的なフィジカルを活かしたポストプレーや競り合いが強みとする。蔚山加入以前、2017~2018年に所属した慶南(キョンナム)FCでは2017年にKリーグ2、翌2018年にKリーグ1でそれぞれ個人3冠(年間MVP、年間ベストイレブン、得点王)を達成し、「怪物ストライカー」とも呼ばれた。

マルコン
(写真提供=OSEN)マルコン

直近のリーグ戦勝利で勢いを取り戻した蔚山に対し、広島は敵地で公式戦無敗を続けられるか。蔚山移管するより多くの情報は、スポーツ動画配信サービス『DAZN』で確認できる。

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