カン・ジョンホ（33）の韓国プロ野球復帰が容易ではない見通しだ。いばらの道を越えても、その先が途切れているような状況だ。
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3度の飲酒運転事故を犯したカン・ジョンホに対する世論が厳しい状況で、球界の先輩であり現SBS解説委員のイ・スンチョル氏とアン・ギョンヒョン氏も批判に乗り出した。
彼らは「カン・ジョンホが帰国後に公式記者会見をしても議論が大きくなれば、静まることは無いだろう」と言及すると、“私見”であることを前提しつつ「一度のミスはあり得るが、繰り返されることは許されない。（復帰は）ダメだと思う」と、否定的な立場を明らかにした。
2人は前・現職の韓国プロ野球引退選手協会の会長でもある（アン・ギョンヒョンが現会長、イ・スンチョルが前会長）。だからこそ、今回の発言に重みが加わっている。
カン・ジョンホの去就の舵を握る古巣のキウム・ヒーローズは、先ず本人の謝罪を要請している状態だ。
キウムのキム・チヒョンGMは、カン・ジョンホ側に“野球をやってもやらなくても、帰国して直接謝罪すべきだ”という立場を伝えている。
キウムが謝罪を求めるのには理由がある。仮にカン・ジョンホが生涯をアメリカで暮らすのならば、極端に言えば謝罪は必要ない。だが、家族がいる状況で帰国後もきちんとした生活を営むには、心からの謝罪が求められる。
球団もその部分について言及し、カン・ジョンホもエージェンシーを通じて謝罪文を発表した後、古巣に“また野球をしたい”という意志を示した。カン・ジョンホは現在、アメリカ国内で旅行許可書を申請し、帰国手続きを進めている。
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とはいえ、前・現職の引退選手協会会長が公に非難するなど、カン・ジョンホの復帰は難航している。帰国の日程も決まっていない。キウムもカン・ジョンホの任意脱退の身分解除について「急いで扱う問題ではない」と一線を画している状態だ。
キムGMは「法理的検討が必要な部分があり、カン・ジョンホ側の弁護士にいくつか質問をしたが、また答えをもらっていない」と、厄介な問題に対し深く手を出さない立場を堅持している。カン・ジョンホが帰国して謝罪する部分についても、球団は一切関与しない考えだ。
韓国プロ野球復帰の未来すら保障されず、帰国後の謝罪の有無も不透明な状況になっているカン・ジョンホ。3度の飲酒運転で“三振アウト”な状況にもかかわらず、規約の遡及適用に突破口を見出そうとした彼の計算は早くも狂い始めている。
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