開幕4連勝の日本とは正反対の歩みだ。女子バレーボール韓国代表が開幕4連敗を喫し、早くも“降格”が現実味を帯びている。
韓国(世界ランキング35位)は6月9日(日本時間)、ブラジル・リオデジャネイロで行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)第1週の最終戦で、アメリカ(同3位)に0-3(13-25、26-28、17-25)で敗れた。
第2セットではデュースに持ち込む粘りを見せたが、試合通しては“拙戦”とも言える内容だった。二桁得点者はゼロで、最多得点がカン・ソフィ(27、韓国道路公社ハイパス)の8得点という“貧攻”に加え、セッター陣の乱調もあってまともなゲームマネジメントができなかった。
一方のアメリカは、今大会第1週に2軍~3軍に相当するメンバーで臨んでいる。代表経験のないいわば“予備軍”の選手たちであるため、韓国と戦う前まで3連敗を喫していた。そんな相手にもかかわらず、韓国はたったの1セットも奪えなかった。前節ではチェコとフルセットまでもつれた末に2-3で敗れたが、それよりも“無気力”な敗戦だった。
これで韓国は第1週の4試合すべてで敗れ、18カ国中最下位に沈んだ。4試合すべてストレート勝ちし、単独首位に立つ日本(同7位)とは真逆の順位だ。
今年のVNLでは最下位の1カ国のみが翌2026年大会から“降格”となり、VNLへの出場資格を失う。未だ勝ち星のない韓国は、早くも背水の陣に追い込まれている。
次なる第2週はトルコ・イスタンブールで戦う韓国。18日にカナダ(同8位)、20日にベルギー(同14位)、22日にトルコ(同5位)、ドミニカ共和国(同11位)と対戦する予定だ。
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