台湾プロ野球に進出した韓国女性チアガールのイ・ジュウンが、台湾のファンに挨拶を伝えた。
イ・ジュウンは2月7日、自身が所属する台湾プロ野球球団・富邦ガーディアンズの応援団「Fubon Angels」公式SNSが投稿した動画に出演し、ファンにメッセージを届けた。
冒頭に「こんにちは!Fubon Angelsとともにすることになったチアのイ・ジュウンです!」と挨拶したイ・ジュウンは、スタッフが準備した質問に答える形式で動画を進めていった。
「台湾がどんな印象だったのか」という質問には、「空港での出来事がとても記憶に残っている。なぜなら、空港に出てきたがファンの方々がとても多かったので、その場面が記憶に残る」とし、自身を歓迎してくれたファンについて語った。
続けて、「ファンがとても多くて感謝することもあるが、一方ではあまりにも多くて驚いたこともあった」とし、台湾ファンから想像以上に人気を得ていることへの驚きを示した。
また、ともに活動するFubon Angelsの同僚には「性格がとても優しくて可愛かった」と第一印象を語り、最後は「新荘棒球場で会いましょう!」と動画を締めくくった。
なお、イ・ジュウンは昨年、チアを務めていた韓国プロ野球のKIAタイガースの試合中に踊る「ピキピキダンス」が世界的に流行し、一躍話題の人物となった。
「ピキピキダンス」とは、KIAの投手が相手打者を三振で打ち取った際にチアが踊る短いダンスで、独特なビートとDJのスクラッチに合わせ同じ動作を繰り返すというシンプルさも相まって、非常に中毒性が高いダンスとして注目を集めた。なかには約9200万回以上の再生回数を記録した動画もあり、海外でもダンスをパロディする動画が続々と投稿され話題となった。
そして、今年1月22日に台湾の富邦スポーツ&エンターテイメントと専属契約締結を発表。2025年シーズンをFubon Angels所属で活動することが決定した。
そんなイ・ジュウンをめぐっては、台湾の現地メディアが「契約金1000万台湾ドル」説を提起するなど、高額契約問題が浮上した。
日本円で約4667万円に相当する1000万台湾ドルは、台湾プロ野球選手の平均年俸よりも高い水準なだけに、ファンの間でも「選手より高額なチアの年俸」が物議を醸した。
ただ、所属事務所は「契約事項なので具体的な金額は明らかにできないが、噂は事実ではない」とし、高額契約を否定している。
◇イ・ジュウン プロフィール
2004年7月24日生まれ。身長169cm。2023年よりチアガールとしての活動を始めた。過去に韓国プロ野球のKIAタイガース、女子プロバスケWKBLの富川ハナ1Q、男子プロバレーの水原KEPCOビクストーム、女子プロバレーの現代建設ヒルステートの応援団で活動。KIAの試合中に踊る「ピキピキダンス」がティックトックなどSNSを通じて世界的に流行したことで、一躍注目を集める存在に。2025年シーズンより台湾プロ野球の富邦ガーディアンズの応援団「Fubon Angels」で活動することが決定している。
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