新型コロナの余波で“日本キラー”キム・グァンヒョンの立場が苦しくなった?

新型コロナウイルス感染拡大の余波は、メジャー初挑戦で先発ローテ入りを狙うキム・グァンヒョン(セントルイス・カージナルス)に、どんな影響を与えるだろうか。

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キム・グァンヒョンはスプリングキャンプで、高い実力を見せつけた選手の1人だった。

オープン戦4試合に登板し、計8イニングを投げて11奪三振、無失点の力投を見せた。さらにカージナルスの先発ローテに含まれていたマイルズ・マイコラスが肘の負傷で離脱し、キム・グァンヒョンの先発ローテ入りの可能性が高まった。

だが新型コロナの余波が、キム・グァンヒョンに悪影響を及ぼす雰囲気だ。

開幕延期は負傷者の回復の時間に

アメリカで新型コロナが感染拡大してスプリングキャンプが中止され、メジャーリーグの開幕が少なくとも5月以降に延期された。キム・グァンヒョンの先発ローテ入りに向けた挑戦も、一時停止となった。

開幕延期はキム・グァンヒョンの立場にも少なくない影響を及ぼしている。

キム・グァンヒョン(左)

まず負傷中のマイルズ・マイコラスが、復帰する時間を得た。メジャーリーグ公式ホームページ『MLB.com』のカージナルス担当記者アンネ・ロジャースは、「シーズン開幕が遅れ、マイコラスが準備する時間を得た。そうなればカージナルスは先発ローテーションの1枠を埋めることができる」と説明した。

続いて「残りの1桁に入る選手は、カルロス・マルティネスが有利だ。球団は、彼が2年ぶりに先発ローテに復帰できる道を開いてくれていると述べた。マルティネスはスプリングキャンプ期間に健康を証明し、先発ローテ入りの準備ができていた」と、オープン戦の不振にもかかわらず、マルティネスの先発ローテ入りが有力であると予想した。

キム・グァンヒョンも選択肢

それでもオープン戦で見事なピッチングを誇ったキム・グァンヒョンも、選択肢になりうると説明した。

彼は、「韓国の左腕キム・グァンヒョンはオープン戦8イニングを無失点、5被安打、11奪三振、1与四球とした。彼のピッチングは先発投手になるうる技量であることを示しており、球団に難しい決定を強要するかのように見えた」と、高く評価した。

マイコラスが復帰して先発の4枠が埋まると仮定したとき、現時点では、過去カージナルスの先発陣として良い活躍を見せたマルティネスが、最後の5人目として指名される可能性が高い。

しかし、残された時間は多い。キム・グァンヒョンはすでにオープン戦で十分なインパクトを与えた。開幕まで、何が起こるかわからないという意味だ。

新型コロナの余波で難しい状況に置かれはしたが、キム・グァンヒョンが現在のコンディションを維持できれば、チャンスが訪れる可能性は十分にある。

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