夏の甲子園で合計401球を投げ、3試合連続完投勝利を収めた大社高校(島根県)のエース左腕・馬庭優太に韓国メディアも驚愕している。
本サイト提携メディア『OSEN』は8月19日、「半端ない。135球→115球→149球…3連続完投勝利、一週間で401球を投げた」と題し、馬庭に言及した。
大社は17日に行われた第106回全国高校野球選手権大会の3回戦で、早稲田実業高校(東京都)に延長11回で3-2のサヨナラ勝ちを収め、準々決勝進出を果たした。
大社の馬庭は11回149球を投げる力投を見せた。打席でも、延長11回裏にサヨナラ安打を放つ主人公となった。
大社は1-1の同点で迎えた7回、中堅手・藤原佑が中前打を後逸する失策で勝ち越しを許した。ただ、馬庭は落胆することも、仲間を恨むこともなかった。
1-2と早実にリードを許したが、馬庭は7回終了直後、ベンチで藤原の頭を撫で、何かを伝え励ます姿を見せた。
その後、大社は9回裏に無死一、三塁からスクイズで同点に追いついた。直後、一死二、三塁でサヨナラのチャンスが続いたが、ここで早実が奇想天外な守備シフトを披露した。左翼手を投手と三塁手の間に配置し、内野で野手5人が構えたのだ。
サヨナラ負けの危機から崖っぷちで守備シフトを敷いた早実は、投手の横に配置された左翼手にゴロの打球が向かい、一塁と本塁の併殺で危機を乗り越えた。
タイブレークの11回裏、大社は無死一、二塁から代打の安松大希が三塁方向に絶妙なバントを成功させ、安打を放った。直後、無死満塁で打席に立った馬庭は、2ボール1ストライクから4球目を振り抜き、相手投手の足元を抜けるサヨナラ安打を決めた。
馬庭は今月11日の甲子園1回戦で137球を投げ、チームを3-1の勝利を導いた。また、15日の2回戦でも115球を投げ、5-4の勝利を記録した。
そして、中1日で迎えた今回の3回戦で、なんと149球を投げた。延長11回までマウンドに立ち続ける“少年漫画”のような活躍で、大社を93年ぶりに甲子園8強に導いた。
大社は本日(19日)、神村学園高校(鹿児島県)との準々決勝に臨み、勝利した場合は21日の準決勝に進出する。
なお、日本の高校野球では「1週間で500球」という球数制限がある。そのため、馬庭は仮に大社が準決勝に進出する場合、準々決勝と準決勝の2試合は「計236球以内」と制限される。
(記事提供=OSEN)
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