執行猶予を言い渡された韓国の財閥3世、“大麻王子”が控訴した理由は?

2019年11月08日 社会 #財閥問題

麻薬類である変種の大麻を密輸して使用した疑いで、一審で執行猶予宣告を受けたCJグループ、イ・ジェヒョン会長の長男イ・ソンホ(29)CJ第一製糖部長が控訴した。

11月6日、仁川(インチョン)地方裁判所によると、イ・ソンホ部長の弁護人であるキム&チャン法律事務所のハン・マンホ、リュ・ヨンホ弁護士は、10月31日に控訴状を提出した。

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先立ってソン・スジン検事は10月29日に控訴状を提出しており、両者が控訴する状況となった。

検察側の控訴は一審でイ・ソンホ部長に宣告された刑が軽いと判断してのものだが、弁護人側の控訴は刑に対する不服ではなく、「防御権行使」であることが伝えられた。

CJグループ関係者は「刑事事件で検察が控訴したとき、被告側も控訴しないと、裁判所が検察に有利な判決を下すことがある」とし、「そんな理由から慣例に沿って控訴しただけで、刑に不服があったわけではない」と説明した。

イ・ソンホ部長

イ・ソンホ部長は去る9月1日、アメリカから仁川(インチョン)空港を通じて入国する際、大麻カートリッジ20個、大麻キャンディ37個、大麻ゼリー130個など、1000ドル(約10万9000円)相当の大麻を所持していたところ摘発された疑いを受ける。

また今年4月から8月末まで、米ロサンゼルスで大麻を数回使用し、知人から大麻キャンディなどを受け取った容疑で裁判に引き渡された。

仁川地方裁判所・第12刑事部(裁判長ソン・ヒョンギョン)は、10月24日に行われた一審宣告公判で、イ・ソンホ部長に懲役3年、執行猶予4年、追徴金2万7000ウォン(約2700円)を言い渡した。

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