韓国で長年愛される“さつまいもスナック”の原材料が「日本産」で波紋。なぜ?

2019年10月11日 社会 #日本不買運動 #食品

韓国ではヘテ製菓のヒット商品として知られる“さつまいもスナック”「おさつ」の主材料に、注目が集まっている。

主材料である「さつまいもパスタ」が日本産と表記されており、“日本不買運動”が拡大する韓国で波紋が広がっているのだ。

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そもそも「おさつ」は、ヘテ製菓と日本のカルビー(Calbee)が合弁で設立した「ヘテカルビー」という会社に技術サポートを受けた商品だ。

ヘテとカルビーの両社は1990年代初めにその合弁会社を設立したが、1997年にヘテ製菓が通貨危機で不渡りを出しながら、合弁会社は解体された。その後、ヘテが江原道の工場を現物出資し、カルビーもそれと同レベルの現金を投資して「ヘテカルビー」が2011年に再設立された。

2003年、韓国市場に登場した「おさつ」は発売直後から月平均売上25億ウォン(約2億5000万円)を記録するほどの人気を集めた。その人気は現在も続いており、昨年もとある大型マートのスナック売上高10位内に入るほどのヒット商品だ。

また「おさつ」は日本でも30年ほど販売されている人気スナックで、日本式のブランド名を韓国でもそのまま使用している。感嘆詞である「おー!」と、日本語の「さつまいも」を合わせて作った商品名だ。

しかし韓国ではすっかり人気スナックとして定着していることから、もともと日本のお菓子というイメージがない。そのため主材料が「日本産」であることに驚いているわけだ。

ヘテ製菓の「おさつ」。袋の後には「日本産」(赤丸部分)と明記されている

原材料も日本を経て供給される。「おさつ」の主材料である「おさつパスタ」は、小麦粉、冷凍さつまいも、さつまいもパウダー、でん粉などを混合して作る。韓国で流通している商品の原産地表記内容を見ると、「おさつパスタ」の原産地は日本と明記されている。

食品などの表示・広告に関する法律第4条、食品などの表示基準によると、原材料は、食品または食品添加物の製造・加工、または調理に使用される物質として最終製品に含まれていることをいう。

食品の製造・加工時に使用したすべての原材料名を、多く使用した順序に従って表示しなければならない。ヘテ製菓側は「おさつパスタ」の含有量は公開していないが、最初に表記された「おさつパスタ」は同商品で最も多く使われた材料であるわけだ。

ヘテ製菓側は「カルビーとの合弁会社なので、“おさつパスタ”の細部の原材料がどの国から輸入されたのか、詳細なレシピは技術的な問題で公開できない」としながら、「小麦粉はアメリカ産など、それぞれ別の国の原材料を使用しており、日本で1次加工されるため、“日本産”と表記しているだけで、韓国内の工場で生産されるヘテ製品」と話した。

ヘテ製菓側は、消費者の不安解消などのために、原材料の国産化を検討中だ。ヘテ製菓の関係者は、「技術的な問題などの関連事案を検討し、味と品質を維持する方向で国産化を検討中」と話した。

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