会長からのパワハラを告発して名誉棄損で訴えられた韓国チキンの元加盟店主、1審で無罪宣告

2021年10月23日 社会

韓国の人気チキンフランチャイズBBQのユン・ホングン会長が加盟店でパワハラを行い、その後、BBQが基準に達していない食材を供給したとのインタビューを行って裁判を受けていた加盟店主が、1審で無罪を言い渡された。

ソウル中央地裁・刑事1単独(ホン・チャンウ部長判事)は10月22日、情報通信網利用促進及び情報保護などに関する法律違反(名誉毀損)の容疑で裁判を受けたAさん(46)ら2人に、それぞれ無罪を宣告した。

BBQ加盟店を運営していたAさんは、2017年11月、とある放送局にユン会長とBBQ本社からパワハラを受けたと情報提供し、ユン会長の名誉を毀損した疑いで裁判に渡された。

ユン会長が同年5月にAさんの加盟店を訪問し、キッチンまで入ってきたので制止すると、従業員に「加盟店を閉店させるぞ」などと悪口や暴言を吐いたという内容の報道だった。

(写真提供=FA Photo)

裁判所は「ユン会長がパワハラと暴言をしたというインタビューと記事内容に、細部で真実と異なったり、誇張された部分があったりしたとしても、それを虚偽事実だと断定することはできない」と判断した。

裁判所は「BBQの生鮮肉の賞味期限は7日間だが、賞味期限2~3日を残した鶏を供給した事実があり、マスコミの取材過程でこの問題を一部認めたりもした」とし、「虚偽事実を摘示したと断定することはできない」と説明した。

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