韓国の大手シネコンが苦渋の決断…コロナ禍のダメージ大きく値上げに踏み切る

韓国の大手シネコンMEGABOX(メガボックス)は、7月5日から映画の鑑賞料金を1000ウォン(約100円)引き上げると発表した。

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MEGABOXは6月11日、「新型コロナ禍の長期化に伴う来場者減少により、映画産業が瀕死の危機直前まで追い込まれた状況を克服するためだ」とし、料金の引き上げを発表した。

変更後の鑑賞料金は、2Dの一般的な映画で大人が平日1万3000ウォン(約1300円)、週末1万4000ウォン(約1400円)へと変更される。料金引き上げの対象は、大人、青少年、子供料金、コンフォートシート、4DMX、ドルビーシネマなど多岐にわたるとし、プライベートシート、バルコニーシートなどは除外されるという。

また障害者、満65歳以上の高齢者、未就学児、警察・消防従事者、コロナワクチン接種完了者に適用される割引は、従来の体系を維持するそうだ。

新型コロナの影響は全世界の様々な業種に大打撃を与えたが、韓国の映画産業も例外ではない。経営状況のひっ迫にともない、やむを得ない決定と言えるだろう。

MEGABOXの関係者は、「値上げで来場者の負担が増えることになり、大変申し訳なく思っている。今回の決定が低迷した映画館と映画産業の正常化に役立つことを願っている。映画鑑賞料金を値上げしただけに、MEGABOXは映画館に訪れる観客が、様々な特典とサービスを受けられるよう準備していく」と伝えている。

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