韓国のスターバックスが自発的にリコールを実施する。
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発がん性物質が検出されて問題になった「サマーキャリーバッグ」がリコール対象だ。8月11日から自発的リコールに入ると明らかにした。
サマーキャリーバッグはスターバックスが5月30日から約2カ月間、飲料17杯を購入した顧客たちに贈呈した商品だが、発がん物質であるホルムアルデヒドが検出され論難になった。
スターバックスは先月7月28日、謝罪文を通じて検出事実を認め、自主的に回収と補償措置を施行していた。
しかし、サマーキャリーバックに対する顧客の不安感が絶えないうえ、追加補償措置が遅れ不満が続出すると、リコールを公式化することに決めた。
スターバックスは8月10日から10月11日までの2カ月間、サマーキャリーバッグの自発的回収手続きを進める。回収対象は、夏のイベント顧客への謝恩品として提供された106万2910個と系列会社オンラインチャンネルを通じて販売された1万6200個など、計107万9110個だ。
スターバックスが自主回収と補償措置を始めて以来、現在まで交換された物量は38万個で、全体物量の約36%が回収されているという。
今回の自発的リコール措置を通じてスターバックスは今後、関連する政府機関にリコール実績を共有し、周期的にリコール現況の点検を受けることになる。リコール対象製品に関する詳細情報はスターバックスのホームページと顧客相談室で確認できる。
スターバックスはこれとは別に8月9日から22日まで「17個のe-ステッカー積み立て後にキャリーバッグ交換を希望していた顧客」を対象に、補償申請および受付を進めている。該当顧客は、デスクモジュールまたはスターバックスで使えるリワードカード3万ウォン券のうち、一つを選択できる。リワードカード3万ウォン券は申請後3日以内に受け取ることができる。補償贈呈品は製作が完了する10月から12月まで順次贈呈する方針だ。
さらにスターバックスは、サマーキャリーバッグを持参して売り場を訪問した場合、無料ドリンククーポン3枚とサマーキャリーバックを交換することを、今月8月31日からリコールが終わる10月11日まで拡大する顧客の回収便宜性を高めるため、宅配を通じた無償回収も並行して進める。売場訪問が難しい場合、スターバックスのモバイルアプリで宅配回収を申請すれば、宅配運転手が受け付けた住所に訪問して回収できるシステムを構築して施行する予定だというのだから、徹底している。
スターバックスは現在進行中のサマーキャリーバッグ回収が早いうちに終えられるよう最善を尽くす方針らしい。
スターバックス関係者によると「今回のことで多くのご心配をおかけした点を心より謝罪申し上げる」とし、「無償宅配導入など透明で迅速な後続手続きを通じて安全に回収されるよう最善を尽くす予定」とのこと。「今後の品質管理組織拡大および専門人材採用、検証プロセス強化など品質関連部分に対する全社的な力量を集中していく方針」と強調した。
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