新型コロナの影響でマスクの着用が日常化するなか、韓国では皮膚トラブルを解消できるかのように虚偽・誇大広告した商品が大量に摘発された。
韓国食品医薬品安全処は1月28日、オンライン上の虚偽・誇大広告で“化粧品法”に違反した事例413件を摘発し、サイトのアクセスを遮断、現場点検を進行したと発表した。
摘発された事例を見ると、マスクの日常化で生じた発疹やニキビなどの皮膚トラブルを、化粧品を使うだけで解消できると広告したものが多かった。今回摘発された413件中、抗炎症効果、皮膚再生、ニキビやたるみの改善などを前面に押し出した広告が318件に上った。
韓国食品医薬品安全処は、一部の商品は「マスク着用によるトラブル鎮静」「損傷した皮膚の治癒」などのフレーズを使用し、また違う商品は「皮膚の中から損傷を回復する」などと宣伝したと指摘した。
また、まつげ栄養剤関連の商品広告でも95件の違法事例が出てきた。摘発された事例を見ると、「脱毛予防」「発毛促進」「まつげ毛成長」などのフレーズを用いて虚偽・誇大広告したものが多かった。
韓国食品医薬品安全処の関係者は、「化粧品を購入するとき、医学的な効能があるかのように宣伝する虚偽・誇大広告に惑わされないように注意してほしい」とし、「今後もオンラインにおける虚偽・誇大広告の点検を継続する」と語った。
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