“財閥家出身アイドル”の時代が本格的に始まろうとしている。
芸能事務所MODEN BERRY KOREAは10月28日、「練習生ハ・ミンギを公開します。2026年下半期に新しいボーイズグループとして正式デビューする予定です」と発表した。
2007年生まれのハ・ミンギは、人気トッポッキチェーン「シンジョントッポッキ」の創業者であり会長を務めるハ・ソンホ代表の孫にあたる。SMエンターテインメントで練習生として活動した経歴を持ち、身長185cmの長身と端正な顔立ちで早くも注目を集めている。
MODEN BERRY KOREAは「シンジョントッポッキ一族がハ・ミンギの活動を全面的に応援している。2026年下半期のデビューを目標に、メンバーのトレーニングとコンテンツ企画に力を注いでいる」とコメントし、大きな期待を寄せた。
ハ・ミンギ本人も「まだ練習生ではありますが、大衆に真心を届けられるアーティストになりたい。ファンの皆さんと直接交流できる日が今から待ち遠しいです」と初めての心境を語っている。
ハ・ミンギの実家が運営する「シンジョントッポッキ」は、韓国全土に800店舗以上を展開し、日本にも上陸している人気トッポッキチェーン。国民的ブランドの“3世”がK-POP界でデビューを果たすというストーリーが重なり、“シンジョン3世アイドル”という新たな呼称まで誕生している。
“財閥3世”アイドルの先陣を切ったのは、今年6月にデビューした男女混合グループ「ALLDAY PROJECT(オールデイプロジェクト)」のアニーだ。大手百貨店を中心とする財閥「新世界(シンセゲ)グループ」のチョン・ユギョン会長の長女であり、同グループのイ・ミョンヒ統括会長の孫娘にあたる。
その華やかな家柄でデビュー前から注目を集める一方、批判の声も少なくない。実際、アニーは大晦日に放送される年越し音楽番組『MBC歌謡大祭典』のMCにも抜擢されたが、10年間務めてきた少女時代のユナの後任が、デビューから半年足らずの新人に交代する形となり、“実家の太さによる特権ではないか”との指摘も上がった。
今後、アニーやハ・ミンギのような“財閥出身アイドル”が増える可能性は十分にある。そのたびに、“家柄による特権”をめぐる議論が繰り返されることになりそうだ。
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