韓国ドラマに大きな変化、増え続ける“ガールクラッシュな女性キャラ”…一体なぜ?

2020年02月19日 テレビ #韓流ドラマ
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韓国ドラマの女性キャラクターが多様化し、深みも増した。

チン・ソヨン、チョ・ミンス、キム・ヘス、キム・ソヒョンなど高い演技力を持つ女優たちが、ガールクラッシュ(同性である女性が憧れ、ほれ込んでしまうような魅力)で視聴者を惹きつけている。

【写真】社会現象になった『SKYキャッスル』から1年。出演キャストの現在は? 

韓国社会全体の変化とともに、ドラマのヒロインもますます能動的で積極的なキャラクターに変わり、最近では多様な職業とガールクラッシュな魅力で作品を導いている。

個性的すぎる女性キャラが次々に登場

映画『毒戦 BELIEVER』で強烈な印象を残した女優チン・ソヨンは、韓国で放送中のドラマ『見た通り話せ』(原題、OCN)で広域捜査隊チーム長のファン・ハヨンを演じている。

見た目から女性的な印象を排除し、強靭で頑丈な刑事の姿をリアルに描き出しており、作品に太い芯を与えている。

(写真提供=OCN)『見た通り話せ』のチン・ソヨン

女優チョ・ミンスは、超自然的なスリラードラマ『謗法』(原題、tvN)でシャーマンに変身し、格別なオーラを放っている。

ソン・ドンイルが演じるチン・ジョンヒョンを霊的にサポートする謎の女性チンギョンを演じるチョ・ミンスは、第2話のエンディングで息の詰まる“祓いの儀式”で視聴者に没入感を与えた。

そのシーンを撮影するために、映画『哭声/コクソン』の民俗諮問チームから儀式について学び、昨年10月から本撮影まで計10回にわたって練習したという。

(写真提供=tvN)『謗法』のチョ・ミンス

韓国を代表する女優となったキム・ヘスは、2月21日から放送されるSBSドラマ『ハイエナ -弁護士たちの生存ゲーム-』の弁護士チョン・グムジャとして、4年ぶりにドラマに帰ってくる。

これまでもドラマや映画でさまざまなキャラクターを演じ、ガールクラッシュな魅力を見せてきたキム・ヘスは、今回は勝利のためには手段も方法も選ばない“雑草”のような弁護士を演じる。

弁護士チョン・グムジャが常識を打ち破るキャラクターとされているだけに、キム・ヘスがどのように彼女を表現するか、期待が高まっている。

(写真提供=SBS)『ハイエナ』のキム・ヘス

2019年に大ヒットしたドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で特別な存在感を放ち、韓国中を“スエンニム(先生=ソンセンニムを独特の言い方で発音)ブーム”に巻き込んだ女優キム・ソヒョンは、入試コーディネーターから刑事に変身する。

キム・ソヒョンは3月2日から放送されるドラマ『誰も知らない』(原題、SBS)で、ソウル地方警察庁・広域捜査隊のチャ・ヨンジンに扮し、圧倒的なカリスマ性で作品を導くと期待されている。

(写真提供=SBS)『誰も知らない』のキム・ソヒョン

なぜガールクラッシュなキャラが増えた?

もちろん過去にも女優のガールクラッシュが目立ったドラマは存在したが、最近では検事、広域捜査隊チーム長、弁護士、シャーマンと職業が多様化し、その魅力も高まっている。

また制作されるドラマの絶対数も増え、テーマの多様性が拡大されているだけに、訴求力を高めるためのキャラクターも、さらに立体的で色濃く誕生している。

何よりも前作などを通じて演技はもちろん、興行性まですでに実証された女優たちが相次いでドラマ出演を知らせ、注目が高まっている状況だ。

ドラマ製作会社のスタジオドラゴンの関係者は、「コンテンツ市場において女性消費者の好みと支持は非常に重要。強い女性キャラクターが近年大きな支持を得てきたが、消費者はさらに発展した女性キャラクターを求めている」と話す。

左からチン・ソヨン、チョ・ミンス、キム・ヘス、キム・ソヒョン

また「実際に『見た通り話せ』では、一度見たものをそのまま記憶する“ピクチャリング能力”があるチャ・スヨン(演者は少女時代チェ・スヨン)と、広域捜査隊チーム長のファン・ハヨン(演者はチン・ソヨン)など強烈な女性キャラクターの活躍で、これまで見てきた捜査ドラマとは異なるインパクトをプレゼントしている」と説明した。

また別のドラマ関係者は、「専門職の女性キャラクターが登場することで潜在視聴者の好感度が上昇する理由もあり、社会的なリーダーシップをとる女性が多く生まれながら、ドラマに登場するキャラクターがさらに強まっているようだ。刑事、検事、弁護士などの職業的な限界が消えたことも一役買い、今では“悲恋のヒロイン”は見当たらない」と話した。

他の関係者も「女性と男性の区別はもはや大きく意味がないようだ。強烈なキャラクターは必ず男性が演じなければならず、感性的なキャラクターは女性が演じなければならないという区分が、社会的にも消えた。ドラマは社会の雰囲気が自然と反映されるコンテンツであるだけに、現在のような変化が起きている」と付け加えた。

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