“過剰な警護”が警察調査の大問題となったのに、本人はのんびりファンサービス…韓国スター本人にも非難の声

2024年07月17日 話題

俳優ビョン・ウソクの“過剰警護”の議論が5日間にわたって続いている。

【画像】ビョン・ウソク、“過剰警護”の呆れた実態

議論になっている警護会社と関連して警察が内偵に着手したなかで、消極的な対応で責任を避けているビョン・ウソク本人と所属事務所にまで非難が広がっている様子だ。

ビョン・ウソクは7月12日、ファンミーティングに参加するため仁川(インチョン)国際空港を通じて香港に向かった。その過程で警護員たちはゲートの一部を統制したかと思えば、ラウンジ利用客が写真を撮れないようにフラッシュを浴びせたり、航空券とパスポートを確認したりする行為で「過剰警護議論」が巻き起こった。

警護会社の違法な行動

(写真提供=OSEN)7月12日、仁川国際空港に登場したビョン・ウソク

最も問題になったのは、一般利用客の航空券やパスポートを私設警護会社が任意で確認したという点だった。捜査機関でない以上、個人情報をむやみに検査する権利がないからだ。

これと関連して警護会社の代表は本サイト提携メディア『OSEN』との通話で、「私たちの単独決定ではなく、空港警備隊と一緒に行った。ラウンジ周辺にチケットがないのに入ろうとする方が多い。そうすると周辺がとても混雑する。それで空港警備隊と一緒に遮断した。そんななかでも免税品を受け取りに来たり、用事があったりした方々は入れるようにした」と説明した。

しかしその後、仁川国際空港公社は様々なメディアを通じて、航空券の検査などの行為は、空港警備隊と協議が行われた行動ではなかったと一線を引いた。出入口ゲートから有名人が入・出国する場合、空港警備隊側が自主的に統制することも可能だが、乗客の身分証や航空券は空港警備隊もむやみに検査できる権利がないということだ。

結局のところ、警護会社が乗客の身分証と航空券を確認したことが不法行為と見なされ、国家人権委員会に人権侵害行為で提訴される事態にまで発展。仁川国際空港公社は、ビョン・ウソクの警護会社に対する告発を検討中であり、警察は警護会社の職員6人に対して刑法上の業務妨害罪と強要罪の適用余地があるかどうか、内部調査に着手したという。

ビョン・ウソク
(写真提供=OSEN)ビョン・ウソク

議論が大きくなると、ビョン・ウソクの所属事務所VAROエンターテインメントは、議論から3日が過ぎた7月15日になってようやく公式立場を発表し、「道義的な責任を痛感する」と伝えた。

所属事務所側は「空港利用客に向けてフラッシュをたいた警護員の行動は、当社で確認した後に止めてほしいと要請した。ゲートと航空券および現場細部の警護状況は、当社が現場で認知できなかったが、すべての警護遂行過程での望ましくないことに対して道義的な責任感を痛感し、不便を感じた利用客の方々に頭を下げて謝罪申し上げる」と明らかにした。

ビョン・ウソク本人も…

そんななかで7月16日、ビョン・ウソクの香港出国の映像が拡散され、議論をさらに過熱させた。

その映像によると、同日、空港にはビョン・ウソクの出国を見送るための人々でにぎわった。出国ゲートに向かう通路には、ファンが集まることを防ぐためのフェンスが設置され、警護員がフェンスが崩れないよう警戒すると同時に、ビョン・ウソクを早く出国場に案内した。

そのような状況でもビョン・ウソクはゆっくり歩き、ファンに挨拶し、プレゼントをもらうなど、ファンサービスする姿を見せた。一部のファンが『夕立』(ドラマ『ソンジェ背負って走れ』OST)を合唱するイベントを進行すると、しばらく止まってこれを鑑賞したりもした。

これに対して一部からは、過剰警護の議論で批判を浴びている状況で「空気が読めないのか」という指摘があふれた。公共の場にファンが集まった状況であれば、他の利用客に迷惑をかけないためにも、早く通り過ぎるのが道理だということだ。

その後、仁川国際空港に到着したビョン・ウソクは、半分に減らした警護員とともに姿を現した。ファンはあっという間にビョン・ウソクの近くに集まり、その過程で倒れる人が出るなど、現場は修羅場となった。警護員たちは用心深く警護を続け、ビョン・ウソクはファンに目を合わせながら挨拶をした。

7月16日、帰国したビョン・ウソク
(写真提供=OSEN)7月16日、帰国したビョン・ウソク

ビョン・ウソクの帰国後は、無秩序なファンを統制するために過剰警護が必要にならざるを得ないという主張も登場した。ただ現在問題になっているのは、警護を名目に一般乗客の航空券とパスポートまで確認したという点だ。

この状況で、あえて警護人材を減らして秩序を守らない一部のマナーなきファンの行為に注目を向けるのは、本質を隠すための「オンプル(マスコミプレー)」にしか見えないという反応が支配的だ。

さらに所属事務所側は、議論を警護会社のミスとし、「現場で認知できなかった」と“トカゲの尻尾切り”に乗り出しており、当事者であるビョン・ウソクは何の立場も明らかにしないまま、“ファンを愛する芸能人”の役割に徹している状況で、このような対処はむしろ大衆の反感を買う結果となっている。

実際にビョン・ウソクの帰国状況に接したオンラインユーザーらは「一般人のパスポートと航空券の検査をするなとは言ったが、誰が警護するなと言ったのか」「オンプルするためにわざと公開入国したのか」などの怒りの声を上げている。

(記事提供=OSEN)

◇ビョン・ウソク プロフィール

1991年10月31日生まれ。身長189cmと韓国俳優の中でも高い身長を活かし、2014年にモデルとしてデビュー。2016年のドラマ『ディア・マイ・フレンズ』で俳優デビューを果たすと、『みんなの恋愛』『コッパダン~恋する仲人~』『青春の記録』『花が咲けば、月を想い』『力の強い女 カン・ナムスン』などに出演し、『ソンジェ背負って走れ』でブレイクした。5歳上の姉も元モデルとして活躍。ボーイズグループRIIZEのファンで推しはアントンと公言しており、2SHOTを自身のインスタグラムで公開して話題になったことも。

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