“音源強者”と呼ばれる(G)I-DLEが、“クラクション”を鳴らして帰ってきた。
(G)I-DLEは7月8日にリリースした7thミニアルバム『I SWAY』を通じて、“レトロサマークイーン”の座を守る意気込みだ。
何より、グループの最高記録を越えることができるかにK-POP界の注目が集まっている。
タイトル曲『Klaxon』は、恋に落ちた人の心をユーモラスに表現した曲だ。グループとしては去る2020年8月にリリースした『DUMDi DUMDi』以来、4年ぶりのサマーソングとなる。
昨年5月にリリースした6thミニアルバム『I Feel』のタイトル曲『Queencard』が夏の始まりである7月まで各種音源チャートを総なめし、音楽番組で13冠王を達成しただけに、今回の『Klaxon』に対する期待値が高い。
『Klaxon』ではリーダーのソヨンが作詞、作曲、編曲まですべての制作過程に関与した。デビュー以降、自分たちの物語を歌い続けてきた(G)I-DLEは、ソヨンをはじめとするメンバーが自ら楽曲制作を主導してきた。
今回のアルバムでも、ウギが『Last Forever』の作曲、作詞に関わり、ミンニは『Bloom』の作詞、作曲を担当。計4曲が収録された『I SWAY』の全曲にメンバーが関与し、“自主制作ドル”としての実力を示した。
加えて、ヒッピーパーマのヘアスタイルやデニムスカート、ローライズパンツなどのY2K衣装で、強烈でありながらも自由奔放な雰囲気を表現した。
とあるK-POP界関係者は、「現在活躍中のK-POPガールズグループのなかで、(G)I-DLEほどアルバム制作への関与度が高いグループを探すのは難しい。それだけ(G)I-DLEが持つ音楽の色がはっきりしていて、成功するための公式がある程度証明されたということだ」と話した。
しかし、不安要素も存在する。今年1月に2ndフルアルバム『2』をリリースした際、カムバック直前にミンニとウギの体調不良で日程を中断するというニュースが知らされ、活動に急ブレーキがかかった。当時は新曲リリース記念の記者会見も中止となった。
その後、『2』の収録曲『Fate』が人気を得て勢いを盛り返したが、今度はシュファが健康問題で部分的なステージ参加にとどまり、歯痒さを感じさせた。
また、先月はソヨンが体調不良でファンサイン会に参加しなかった。
デビュー7年目で再契約のタイミングが近づいているという点も見逃せない。
(G)I-DLEは新曲活動後に予定されたワールドツアーを終えた後、再契約するかどうかが確定する見通しだ。
3度目のワールドツアー「2024 (G)I-DLE WORLD TOUR [iDOL] IN SEOUL」は、来る8月3~4日にKSPO DOMEで開催するソウル公演を皮切りに、全世界14都市で公演を披露する。 ソウル公演は2日間ともにチケット販売開始10分で全席完売となった。
再契約するかどうかはツアーを終えた後に確定する見通しだ。 ただし現在、CUBEエンターテインメントには(G)I-DLEを除いて大型グループが存在しないことが懸念されている。
また別の関係者は、「これまでの強烈なメッセージ性を持つ歌とパフォーマンスが(G)I-DLEの特徴だったとすると、相対的に静的な曲『Fate』のヒットでジャンル的な限界も跳び越えた。今回の夏のカムバックは、ほかのグループとの競争というより、自分たちの成績を越えることができるかがカギだ」と語った。
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