韓国の国民的歌手の「妻の私生活」にまで触れた“暴露チャンネル”に非難集中

2020年01月22日 話題

YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」側が、韓国のトップ歌手キム・ゴンモの妻チャン・ジヨンの真偽が定かではない私生活を暴露したことで、論議が巻き起こっている。

それに対してカロセロ研究所は「雰囲気を切り替えるための話だった」などと釈明したが、「今後もニュースを作る」などと伝えた。

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去る1月21日、とあるメディアの報道によると、カロセロ研究所は1月18日に大邱(テグ)で講演会を行い、その場でチャン・ジヨンの私生活について言及したという。

チャン・ジヨンに対する直接的な言及ではなかったが、「以前は俳優と付き合って同居していた」などとし、「今その女性は、他の男性と結婚するというニュースで出ている。業界に取材してみたが、有名だったよ」と暴露したとされる。

キム・ゴンモの妻チャン・ジヨンだけでなく、彼女の父親であり、作曲家であるチャン・ウクチョが「キム・ゴンモとチャン・ジヒョンは結婚式をしていないだけで、一緒に住んでいる」と話したことについても触れた。

カロセロ研究所側は「チャン・ジヨン側はキム・ゴンモとの結婚を逃したくない太い綱のようだ。美しい愛を育んでほしい」と、皮肉ったことがわかった。

キム・ゴンモ(左)と妻チャン・ジヨン

そんな事実が伝わると、キム・ゴンモは性的暴行の疑惑を受けているが、まだ捜査中の段階であり、そもそも一般人の妻チャン・ジヨンとその家族の確認されていない情報まで言及することは、度を超えた行動だとの指摘が相次いだ。

「今やニュースを作っているようだ」

キム・ゴンモ側も強力に対応する方針を予告した。

キム・ゴンモの所属事務所は「該当発言が出てきた講演会の録音資料を探し中」とし、「結婚とは何の関係もない、確認されてもいない男性関係を持ち出して、家族を攻撃するのは到底納得できない。法的に対応する」と強調した。

一方、論議が大きくなると、カロセロ研究所を運営するカン・ヨンソク弁護士は1月22日、YouTubeチャンネルを通じて解明に乗り出した。

カン弁護士は「今朝見たら、各種ポータルサイトのリアルタイム検索ワードもそうだし、当社の関連ニュースが非常に“ホット”なようだ」とし、「ニュースを追いかけるのではなく、今やニュースを作っているようだ。特に芸能ニュースの分野は、私たちがずっとニュースを作る」と話を切り出した。

続いて「私たちは講演会で政治、選挙、外交などあらゆる話をした。ハードコアなニュースの合間に、転換または雰囲気の切り替えのために話した内容が今こんなにもホットになっている」と説明した。

(画像=カロセロ研究所の動画)カン・ヨンソク弁護士

また「その日に出てきた話を一つひとつニュース化すると、非常に騒がしくなりそうだ」とし、「その日来てくれた方々は、みんなそう感じたはずだ。私たちが言葉を発するたびに、ざわついていたから」と付け加えた。

先立ってカロセロ研究所は、韓国の国民的歌手キム・ゴンモの性的暴行疑惑を初めて提起し、世間の注目を集めた。

無分別な暴露を続けるカロセロ研究所に非難も

カロセロ研究所は、キム・ゴンモが2016年8月頃、ソウル江南(カンナム)のナイトクラブで女性Aさんを性的暴行したと主張した。また2007年には女性マネージャーBさんを暴行した後、警察に通報できないように脅迫し、女性Cさんに強制わいせつした疑惑まで提起した。

その後、カン弁護士は被害を主張する女性Aさんに代わって、キム・ゴンモを性的暴行容疑でソウル中央地検に告訴。最近、キム・ゴンモは参考人調査を受けた。

キム・ゴンモの疑惑は明らかになるべきだが、一連の暴露で大衆の関心を自分たちに集中させたカロセロ研究所は、キム・ゴンモを越えて刺激的な暴露戦を続けている状況だ。

特に妻チャン・ジヨンなど、いわれのない人物まで言及され、2次被害の心配も大きくなっている。

“合理的な疑惑”の提起ではなく、「~らしい」といった憶測による暴露に対しては、非難の声がますます高まっている。カロセロ研究所の無分別な暴露は、終わりの兆しを見せておらず、今後が懸念される。

キム・ゴンモは1968年1月13日生まれ。1992年にアルバム『眠れない夜、雨は降って』でデビュー以来、韓国を代表する国民的な歌手として活躍している。2000年には日本公演も行った。2020年5月にはピアノ演奏家のチャン・ジヨンとの結婚式を控えている。2人はすでに婚姻届を提出しており、法的には夫婦となった。

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