韓国のマドンナとして知られる歌手兼女優のオム・ジョンファが、SNSのなりすましアカウントに激怒している。
オム・ジョンファは30日、インスタグラムのストーリー機能を通じて「これは私ではありません。気を付けてください！」と知らせ、なりすまし広告のスクリーンショットを掲載し注意喚起を行った。
投稿によるとオム・ジョンファのなりすましアカウントは「私は今年54歳の女優兼歌手オム・ジョンファ」と名乗っており、「美容管理のおかげでこれまで美しい顔をキープできている。美容に30億ウォン（約3億円）以上を投資しているが、1日の収入では美容に投資する費用をまかなうことができず、主に株式投資で生活している」と株式投資を促している。
オム・ジョンファはこれらの“詐欺投稿”に対して「悪い人間たち！」と怒りをあらわにしており、彼女の所属事務所SARAMエンターテインメントもまた即座に公式立場を発表している。
同事務所は「最近オム・ジョンファさんを名乗る不法なSNS広告事例の情報提供を受け、お知らせします。当社の所属俳優はいかなる場合でも投資勧誘および金銭的な提案をすることはございません」とし、「オム・ジョンファさんは個人インスタグラム（@umaizing）以外にSNSのアカウントを所持しておりません。ファンの皆さまに置かれましては、なりすましアカウントによる被害に遭わぬよう格別の注意をお願いいたします。積極的な情報提供と関心に深い感謝の意をお伝えします」と注意喚起した。
韓国では最近著名人を名乗る“なりすましアカウント”による悪質な広告や勧誘行為が続出しており、本人はもちろん所属事務所も細心の注意をはらわなければならない状況だ。
◇オム・ジョンファ プロフィール
1969年8月17日生まれ。1992年に映画『結婚物語』で女優デビューし、翌年には歌手活動もスタート。1997年のアルバム『後愛』のヒットで全盛期を迎え、色気を前面にしたコンセプトで次々とヒット曲を生み、“韓国のマドンナ”と呼ばれた。女優としても数々のドラマや映画に主演し、ヒット作多数。日本ドラマのリメイク版『結婚できない男』（2009年）でも主演を務めた。2010年には甲状腺ガンで手術を受けたことを公表。2022年のドラマ『私たちのブルース』で好演して注目を集めた。
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