想定外の大ヒットが原因だったのか…韓国ガールズグループ、解散へ。メンバーに契約解除を通知

2023年10月23日 K-POP #FIFTY FIFTY

“奇跡のガールズグループ”と呼ばれたFIFTY FIFTYが解散となる。

【注目】FIFTY FIFTYメンバー、紛争の“黒幕”を明かす

所属事務所に突然復帰したメンバーのキナを除き、セナ、シオ、アランの専属契約を解除する方針だ。

所属事務所ATTRAKT(チョン・ホンジュン代表)がFIFTY FIFTYとの決別を宣言した。

ATTRAKTは10月23日、「自社所属ガールズグループFIFTY FIFTYのメンバーのうち、キナ(本名ソン・ジャギョン)を除いた残りの3人のセナ(チョン・セヒョン)、シオ(チョン・ジホ)、アラン(チョン・ウナ)に対して10月19日付で専属契約の解約を通知した」と明らかにした。

ATTRAKTの関係者は「FIFTY FIFTYのメンバー3人が甚大な契約違反行為に対するいかなる是正と反省もないことに対して措置を取った」とし、「今後はメンバーたちの後続対応について議論する」と伝えた。

FIFTY FIFTY
(写真提供=OSEN)FIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ

2022年11月に4人組でデビューしたFIFTY FIFTYは、今年2月にリリースしたアルバムのタイトル曲『Cupid』が大ヒットし、大きな注目を集めた。

『Cupid』は米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートインし、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新。中小芸能事務所から生まれたガールズグループの成果ということで、“奇跡”と称賛された。

しかし6月、突然メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出し、所属事務所との紛争が始まった。そのうちキナは事務所に復帰したが、残りの3人は事務所と激しく対立を続けていた。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナ(2002年生まれ)、セナ(2004年生まれ)、シオ(2004年生まれ)、アラン(2004年生まれ)の4人で構成されたガールズグループ。全員が韓国出身。確率的に五分五分という意味を持つグループ名には、理想と現実、そしてそのなかに共存する存在になるという思いが込められた。2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビュー。2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースし、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に20週以上も連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新した。“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

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