8年ぶりの共演で“親密”に!?女優チョン・ソミン、カン・ハヌルとの関係は「言いたいことを言い合える」【インタビュー】

2023年09月30日 映画 #韓国映画

韓国映画『30日』(原題)で、ホン・ナラ(演者チョン・ソミン)の人生は孤軍奮闘の連続だ。

【写真】親密な距離感…カン・ハヌル×チョン・ソミンのカップルSHOT

映画プロデューサーとしての能力が認められ、新作映画の契約を結んだが、夫との家庭生活は最悪だった。誰よりも愛した男ノ・ジョンヨル(演者カン・ハヌル)と結婚したにもかかわらず、恋愛時代の感情がいつからか消えていたのだ。

独自の経験をしっかりと積んできたホン・ナラの日常を表現するため、女優チョン・ソミンは普段よりも爽やかなトーンで作品に溶け込んだ。可愛さを気にしない表情演技が笑いを与えながらも、恋人との甘いロマンスでときめきを抱かせる。

(写真=マインドマーク)

チョン・ソミンは9月26日、ソウルのとあるカフェで本サイト提携メディア『OSEN』とのインタビューを行った。

「昨日、VIP試写会で完成した映画を初めて見た。半分は観客の気持ちで、半分は参加した人の気持ちで見た。私が出てくると緊張して、出てこない時は笑いながら面白く見た」と話し始めた。

『30日』は、お互いのセコさと狂気に耐え切れず、完璧な他人になろうとした30日前、ともに記憶喪失になってしまったジョンヨルとナラが織りなすラブコメ作品だ。

「周りの知人たちの反応はどうだったのか」と問われると、チョン・ソミンは「私の前だからか、面白かったと言ってくれた」として「試写会の時や広報のために私たちのチームに会うと、『こういう反応がある』というレビューを多く聞くことになる」と答えた。

結婚については「容易ではないと思う」

(写真=マインドマーク)

自身が演じたナラとのシンクロ率は低いと言いながらも「ナラは(MBTIが)ESTPみたいで、私とは正反対だ。一文字も重なるものがない。かなり違う」と言い「ナラは自分を表現するにあたって炎のような一面がある。突き出すほうだが、私はそうはできない。普段の私の姿とは違い、ある面ではすがすがしかった」と比較した。

また「映画のように夫とともに記憶喪失になっても、もう一度恋に落ちることができると思うか」という質問には、「相手に惹かれた理由が明確にあると思う。記憶を失っても十分に繰り返しそうだ」と見通している。

『30日』は恋愛と結婚、そして離婚を決心した2人の男女の膨大なストーリーが描かれている。

(写真提供=OSEN)試写会に登場したカン・ハヌル(左)とチョン・ソミン

結婚については「この作品の前にも、結婚はすることになればするし、しないこともあると思っていた。撮影を終えてからは、互いに異なる人々が出会い、お互いを認めて受け入れるということが、やはり容易ではないということを感じた。(障害や困難を)乗り越えていく人たちがすごいと思う」と話した。

続けて「私があらかじめ両親に結婚しないこともありうると話しておいたからか、両親も“早く結婚しろ”とは言わない。それで秋夕や名節ストレスに対する負担はない」と付け加えた。

8年ぶりの共演で親密に!?

映画『二十歳』(監督イ・ビョンホン)以来、8年ぶりにカン・ハヌルと再会したチョン・ソミン。「『二十歳』と似ているのではないかという心配は全くなかった。『二十歳』の時も現場の雰囲気がとても良かった。みんな同い年だったから。当時、私たちが演技の経歴が浅くてぐずぐずしていたとするなら、各自の経歴も重ねた状態で再び会ったので、別の意味で楽だった。お互いにできることが多くなった」と話した。

「20代だった私たちが、30代になり、『30日』で会ったら、何か世界観が続いているようだった。そんなことは考えていなかったが、周りからそう言われているからかもしれない」

夫婦の物語であるだけにジョンヨルとナラの愛精はレベルが高い方だ。これに対しチョン・ソミンは「台本ではスキンシップがそれほど強くなかった。昨日初めて映画を見たが、ちょっと強く出てびっくりした。ハヌルが頑張っていた(笑)撮影前、お互いにどうしようかと話すのは恥ずかしいではないか。現場では鉄板を敷いて話した」と回想しながら、恥ずかしそうに笑った。

そして、「『二十歳』を終えてからも和やかだったが、『30日』を終えた後は高校の同級生のように親しくなった。私たち二人とも周りの人にむやみに接する性格ではないが、私たちは互いに言いたいことを言い合えるほど楽になった部分はある」と明らかにした。

(写真=マインドマーク)

チョン・ソミンはカン・ハヌルだけでなく演出を担当したナム・デジュン監督とも2度目の再会である。

ナム監督の『色男ホ・セク』(2019)に出演した彼女は「ナム監督は暖かい人だ。当然信頼が大きく、今回も信頼があった。ナム監督はギャグに本気で、あまり面白くないギャグを投げておいて、相手が『なんだ?』と言うのも楽しんでいる。すごいなと思った」と褒めた。

併せて「ナム監督に感謝した部分の一つは、アドリブをたくさんきかせてくれたこと。監督との事前ミーティングを通じて、台本に関する話を本当にたくさん交わしたが、監督が『私もやはり男なので男の気持ちに慣れている。ナラの感情についてたくさん話してほしい』とおっしゃっていた。私がいくら準備をしても監督たちがきかせてくれなければ具現が不可能だ。しかし、ナム・デジュン監督はスポンジのように俳優たちの意見を100%聞いてくれた。それでその場で作られたものが本編に多く使われた」と伝えた。

今秋、最高の笑いをプレゼントするカン・ハヌルとチョン・ソミンの記憶喪失コメディ『30日』は、10月3日より韓国の劇場で公開。

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