「生きててどうしよう…」高齢女優に闘病中女優、健康な者まで…“死亡説”を自ら釈明した韓国スター

2023年09月18日 話題

韓国の現役“最高齢女優”キム・ヨンオク(85)や、タレント兼料理研究家のペク・ジョンウォンが“死亡説”に苦しめられている。度を越したフェイクニュースに、スターたちが自ら釈明しなければならない状況になったほどだ。

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これまで、高齢であったり罹患している芸能人の”死亡説”が出ることはあったが、まだまだ元気な50代のペク・ジョンウォンまでもが嘘の死亡説で頭を悩ませている。

同業者も騙されるフェイクニュース

キム・ヨンオクは9月13日放送のバラエティ番組『ラジオスター』に出演した際、「ずっと私が死んだと言われていた。フェイクニュースに皆が少し驚き、ある人はしばらく泣いたと言っていた」と話した。同級生からも連絡が来たと言い、「そういうフェイクニュースが出ると同級生からも連絡が来る。“あなたが死んだと言われているが、あなたは知ってる?”と聞かれた。だから私も“死んだと言われているのに、生きててどうしよう”と言った」と、フェイクニュースにまつわるエピソードを披露した。

続けて「でも、なぜ、そんないたずらをするのか。私が(残りの)生きる時間が多ければ笑って済ますが、あまり残っていない人にそんなことをするな」と厳しく忠告。そして、「『ラジオスター』は確かではないか。私は生きていると早く発表しなければならなかった」と出演理由を明らかにした。

『ラジオスター』キャプチャー キム・ヨンオク

キム・ヨンオクの死亡説が出たのは、今年初めのことだ。

当時、女優のキム・ヘウンは「私のロールモデル。先生(キム・ヨンオク)が亡くなったという悪いユーチューバーのフェイクニュースで、どれほど泣いたか…。たった一度の食事もできなかったことを、どれだけ後悔したことか」とし、「『ラブ・パッセンジャー ~私たちの恋愛事情~』(2023)というドラマで、『海雲台の恋人たち』(2012)ぶりに再会することになったキム・ヨンオク先生。絶対離しません。尊敬し、愛しています。お元気で末永く演技をしてください」と伝え、キム・ヨンオクと撮った写真を公開した。

闘病生活を乗り越えた女優にも…

ほかにも、今年83歳を迎えた俳優パク・クニョンも、キム・ヨンオクとほぼ同時期に嘘の死亡説に苦しんだ人物の一人だ。

パク・クニョンはYouTubeチャンネル「グラチョル」を通じて「ユーチューブは全く見ない。ユーチューブのフェイクニュースのせいで被害を受けた」と伝えた。その際、「82歳パク・クニョン、闘病隠しての撮影強行中に終えた残念な一生」というユーチューブのサムネイルを資料として公開した。

これに対し、キム・グラも自身がフェイクニュースに苦しめられた経験を伝え、「このようなユーチューブのフェイクニュースがとても多い。もう少し法律が制定されてほしい」と願いを伝えた。

(画像=「グラチョル」キャプチャ)パク・クニョン

またペク・ジョンウォンは昨年12月、新コンテンツを準備するため、しばらく海外に滞在していた際、突然の死亡説が拡散された。ユーチューブを通じてペク・ジョンウォンが亡くなったという内容の映像が流れたのだ。

結局、ペク・ジョンウォンは自ら「店主たちに安否を伝えます。私の近況について、とても心配してくださる店主が多くてですね。まず、私はと~っても元気です」と自身の健康に問題がないことを明らかにし、周囲を安堵させた。

(写真提供=OSEN)ペク・ジョンウォン

そして、乳ガンによる闘病を経験した女優ソ・ジョンヒも、荒唐無稽な死亡説に苦しめられた。自身の死亡説を広めた映像のキャプチャを公開するとともに、「クリック数でお金を稼ごうと、ガンに勝ち抜いて一生懸命生きる私を売りました」と否定。テレビ番組でも「抗ガン剤治療中だから実際に死亡したと思われ、連絡が来た。それで心がとても苦しかった。坊主にした姿をアップしたりもした。でも私は公開したことがない。CGで作って私が公開したという体で投稿していた」と残念な気持ちを表わした。

(写真提供=OSEN)ソ・ジョンヒ

ソ・ジョンヒの娘ソ・ドンジュも「うちの母は元気です。心配しないでください。ご連絡頂かなくても大丈夫です。人の病気で金儲けをするこの人たちは本当に…」と怒りをあらわにしていた。

歌手のヘウニも、今年1月に放送された『パク・ウォンスクの一緒に暮らしましょう』(原題)で突然の心肺停止で死亡したという説に言及。当時、番組でアン・ムンスクは「私たち皆、済州島の葬儀場に行ったんだって。私がその話を聞いて、私のお姉さんは長生きすると思った」と荒唐無稽な心境を伝えた。ヘウニもやはり「私に骨髄を寄贈したのは前夫のキム・ドンヒョンだという噂もあった」と付け加え、当惑する様子を見せていた。

元気に生きている人を死者に仕立て上げる“フェイクニュース”は、当事者への被害はもちろんのこと、大衆にも大きな衝撃を与える。そのため、当事者自らがテレビで釈明しなくてはならない状況だ。

“死”を軽々しく扱ってはならない。今後はフェイクニュースに対する重い処罰が必要ではないだろうか。

(記事提供=OSEN)

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