女優パン・ミンジョンが韓国映画界に蔓延している不条理を暴露し、変化の必要性を訴えた。
パン・ミンジョンは11月6日、ソウル麻浦区(マポグ)で行われた性的暴行事件の最高裁有罪確定に関連した記者懇談会に出席した。パン・ミンジョンは俳優チョ・ドクジェと強制わいせつをめぐって法的攻防を繰り広げ、去る9月に韓国最高裁はチョ・ドクジェに懲役1年、執行猶予2年、40時間の性暴行治療プログラム履修を宣告。チョ・ドクジェの有罪が確定している。
パン・ミンジョンはまず、「個人的に韓国映画界に変化を求めるのは、この席が最後になると思う。あまりに疲れたし、今は手に余る」と話し始めた。
「4年間、私の事件が個人の性暴力事件として、ゴシップの一種としてでも、人々に忘れられないように努力した。去る2015年4月、事件があった後、現場での処理がまともに行われていれば、法的措置をとらなかったかもしれない。現場で事件が発生したとき、(彼らは)事実を隠蔽しようばかりしていた」
また「一抹の希望を見失わないように努めています。若い映画人たちが被害者である私と連帯し、小さな変化だが、韓国映画界を変えるために努力していることをよく知っている」と話し、「被害者なのに非難されたことを理由に、キャスティングを敬遠しているという話をたくさん聞いた」と強調した。
パン・ミンジョンは最後に、「この場に出るまで、多く悩んだ。それでも絶望ではなく、未来の希望を見たい。変化のために努力する人々がいることを知らせたい。なぜ私が真相を公開して発言するのか。ぜひ韓国映画界で実質的な権力を持ち責任を負うべき人たちに伝えてくれたらと思う」と訴えた。
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