第76回カンヌ国際映画祭を熱く盛り上げた映画『ファラン』(英題『Hopless』)の韓国公開が10月11日に決定した。
『ファラン』は地獄のような現実から抜け出したい少年ヨンギュ(演者ホン・サビン)が、組織の中間ボス、チゴン(演者ソン・ジュンギ)と出会い、危険な世界で共に過ごすことで繰り広げられる話を描いたノワール作品だ。
本作は、映画『新しき世界』(2013)、『無頼漢 渇いた罪』(2015)、『アシュラ』(2016)、そして日本公開を控える『ハント』(2022)など、多くのハードボイルド作品を手がけてきた製作会社「サナイ・ピクチャーズ」の新作だ。
今年5月、第76回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門に招待される快挙を成し遂げた『ファラン』は、ワールドプレミアで全世界のメディアと評論家から熱い好評を受けた。そして、来る10月に開催の第28回釜山(プサン)国際映画祭では、「韓国映画の今日-スペシャルプレミア」セクションに公式招請されている。
公開日確定とともに公開されたティザーポスターは、強烈な赤の背景、そしてヨンギュとチゴンのドラマチックな姿が目を引く。
ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』(2010)、『アスダル年代記』(2019)、『ヴィンチェンツォ』(2021)、映画『軍艦島』(2017)、『スペース・スウィーパーズ』(2021)など、数多くのヒット作に出演し、名実ともに韓国トップ俳優として認められているソン・ジュンギ。彼は今回、孤独な少年ヨンギュに憐憫の情を覚えるチゴン役に扮し、今までにないキャラクターでファンを驚かせる見通しだ。
◇ソン・ジュンギ プロフィール
1985年9月19日生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚。2023年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースと結婚したと発表した。
■【写真】ソン・ジュンギの妻に…元女優のイギリス人女性とは?
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