「史上最悪の情事シーン」の評価も…打ち切り決定の『THE IDOL』、残ったのはジェニーの“可能性”のみ

2023年08月30日 話題 #BLACKPINK

米HBOの“問題作”として道半ばで幕を下ろすこととなった『THE IDOL/ジ・アイドル』。

【画像】ジェニー、『THE IDOL』で“19禁の強烈ダンス”

当初は、さまざまな要素で注目を集めた本作だが、蓋を開けてみるとBLACKPINK・ジェニーの名が全世界に広まったことが最大の収穫だったと言える。

米HBO関係者は8月28日(現地時間)、「『THE IDOL』はHBOの最も挑発的なオリジナル番組の一つであり、視聴者の熱い反応は嬉しい。多くの思考と考慮の末、HBOと製作者、製作会社はセカンドシーズンを進行しないことに決めた。多大な作業をしてくださった製作者、出演陣、製作陣に感謝する」と公式発表した。

『THE IDOL』は人気ポップアイドルが身を置くショービジネス界の裏側を描いたドラマだ。カナダ出身の世界的なポップスター、ザ・ウィークエンドが製作、台本執筆を引き受け、HBOドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』を手がけたサム・レヴィンソン監督が共同製作者として参加した。

韓国では、昨年7月にジェニーのキャスティングで早くも話題を集めた。ジェニーをはじめ、ジョニー・デップの娘であるリリー=ローズ・デップ、オーストラリア国籍のシンガーソングライター、トロイ・シヴァンなどが出演すると知られ、世界中から関心が集中した。

しかし、結果的に最も爪痕を残したと言えるのはジェニーだった。

主演を差し置きジェニーを評価

(画像=HBO)ジェニー

今年5月、放送開始前に行われたカンヌ国際映画祭でのワールドプレミアに参加したジェニーは、バービー人形のようなビジュアルで全世界の取材陣の関心を一身に受け、作品に対する期待感を高めた。

そして放送開始後、英『デイリー・メール』は6月13日(現地時間)、「約91万3000人の人々が『The Idol/ジ・アイドル』初回にチャンネルを合わせ、プラットフォーム全体では初週の視聴者数が360万人を越えた」と伝えた。

この数字は、エミー賞を受賞した『ユーフォリア/EUPHORIA』(2019年、330万人)、『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』(2021年、300万人)の初回視聴者数を上回ったものだ。

続いて、同メディアは「ストリーミングでのZ世代からの大きな人気は疑うまでもない」としつつも、「問題があるポップスター、ジョスリン(演者リリー=ローズ・デップ)の控えダンサー、ダイアン役で演技デビューしたBLACKPINKのジェニーによるもの」と評価。作品を牽引したのは、主演のデップやウィークエンドではなく、ジェニーだと褒め称えたわけだ。

米経済誌『フォーブス』もまた、「ジェニーは『THE IDOL』で優れた演技を披露したことで、エミー賞を含む権威ある賞を受ける資格がある。ショーと関連した音楽(OST)は、ジェニーが多様な部門のグラミー候補に上がる機会を開いてくれるだろう」と賛辞を惜しまなかった。

しかし、作品自体に対する評価は惨憺たるものだった。

「史上最悪の情事シーン」

(画像=批評サイト「ロッテン・トマト」キャプチャ)カンヌでのワールドプレミア後、100%中9%の評価しか与えられなかった。

デップが演じたジョスリンは、まるでブリトニー・スピアーズのようなポップスターの苦難に直面するが、第2話で描かれたウィークエンドとのラブシーンは、“史上最悪の情事シーン”と酷評されることに。過度に刺激を追い求めたストーリー展開と演出は、大衆に受け入れられなかった。

このような評価もあり、全6話予定だった『THE IDOL』は5話に短縮され、7月に早期終了。シーズン2についての話も聞こえてきたが霧散し、ジェニーの“ハリウッド女優としての可能性”だけが残る結果となってしまった。

(記事提供=OSEN)

◇ジェニー プロフィール

1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。

【画像】「下品」「グロい」ジェニーの女優デビュー作に酷評相次ぐ

【写真】「圧巻神ボディ」ジェニーの“インナーウェア姿”

【画像】ジェニー、カンヌ前にBTS・Vと“手つなぎデート”?

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集