アイドル出身なのに“不良”役が板についている俳優とは一体。
8月18日に公開された話題のNetflixドラマ『マスクガール』で、史上最悪のキャラクターを演じて作品への没入度を高めている俳優イ・ジュニョン。『マスクガール』は外見コンプレックスを持つ平凡な会社員キム・モミが、毎晩マスクで顔を隠したままインターネット配信者として活動しながら、意図しない事件に巻き込まれるという作品だ。
イ・ジュニョンは本作で、アイドル練習生時代からキム・チュネ(演者ハン・ジェイ)を“ATM”として呼んで利用するも、アイドルデビュー後はチュネの暴露で引退するチェ・ブヨン役を演じた。学生時代から始まり、最後の瞬間までもチュネを利用しようとする暴力的な彼氏チェ・ブヨンを完璧に表現している。
特に、イ・ジュニョンの普段の柔らかな様子から、180度急変した姿は視聴者を押し殺した。些細なこと一つ逃さない殺気を感じさせる目つき、言葉遣い、行動、表情まで完璧に表現した繊細な演技力は、作品の雰囲気を引き締める役割を果たした。
これまで多様な役柄を演じ、“信じて見る俳優”として位置づけられたイ・ジュニョンは、ボーイズグループ「UKISS」「UNB」でアイドルとして活動する傍ら、2017年のドラマ『甘くない女たち~付岩洞<プアムドン>の復讐者~』で役者としてのキャリアをスタートさせた。その後も『潜入弁護人~Class of Lies~』(2019)、『グッド・キャスティング~彼女はエリートスパイ~』(2020)、『お願い、その男と付き合わないで』『イミテーション』『君の夜になってあげる』(2021)など出演し、確かな演技力と甘いビジュアルで視聴者を虜にしてきた。
それだけでなく、Netflix『D.P. -脱走兵追跡官-』(2021-2023)ではチョン・ヘインと張り詰めた対決を繰り広げ、『モラルセンス~君はご主人様~』(2022)では繊細かつ柔らかい姿で熱い反応を得た。このように、作品ごとに変身してきたイ・ジュニョンは最新作の『マスクガール』で、より一層視聴者に自身の存在を印象付けた。
イ・ジュニョンが出演する『マスクガール』はNetflixで好評配信中。
(記事提供=OSEN)
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