“国際的恥さらし” オーディション番組名家「Mnet」が開局以来のピンチ…信頼ガタ落ちへ

2019年11月14日 話題

“オーディション番組名家”Mnetが、開局以来の最大の危機を迎えた。人気シリーズ『PRODUCE』の投票操作が原因だ。

4シーズンの『PRODUCE X 101』の場合、デビュー組を選抜する過程で1~20位が一定倍数の投票差を見せたが、番組の総演出を務めたアン・ジュニョンPDが操作を認め、先日はMnetの運営会社、CJ ENMの役員を含む約10人の関係者らが立件された。

警察は現在、『PRODUCE』の全シリーズと、2017年放送の『アイドル学校』に対する捜査も展開しているため、さらなる不正が見つかる可能性もある。

今回の事態によって『PRODUCE』に限らず、人気を集めた『スーパースターK』『SHOW ME THE MONEY』『Unpretty Rapstar』などのMnet発オーディション番組の信頼性を落とし、“オーディション番組名家”としての栄光も色褪せることとなった。

一部では「テレビ番組なので面白さのためにはある程度の出来レースが必要だ」とも言うが、『PRODUCE』の場合、“国民プロデューサー”と名付けられた視聴者と一緒に作るコンセプトだったため、失望感はさらに大きい。

Mnetは、ここ数年でオーディション番組の“名家”と化した。地上波でもMnetの番組をコピーするほどだったが、その分、番組構成に置いて“悪魔の編集”と呼ばれる悪意的な切り取りなどが問題視されていた。

問題が指摘されるたびにただの編集の問題として言い逃れていたが、結局、“操作”という不名誉を被ることとなった。

しかも、Mnet側は『PRODUCE』の番組フォーマットを日本に輸出しているため、国際的な恥さらしに他ならない。業界では「投票操作のマニュアルも伝授しただろうか」という皮肉の声も出ている。

今回の事態は、番組に出演した数多くの練習生をはじめ、彼らを応援した家族やファン、すでにデビューしたデビュー組にも傷を与えた。まだ捜査結果は出ていないが、“対国民詐欺劇”という汚名は免れないだろう。

とある業界関係者は言う。

「それでも警察の捜査が加速しているのは歓迎すべきだ。練習生たちも召喚調査を受ける予定だが、他にも業界からの声が重要だ。PDに接待を行ったのは、今回の『PRODUCE』だけではないかもしれない。が、簡単には暴露できない雰囲気だ。罪を明らかにして、弊害の根を絶つことを期待する」

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