“ウォンビンの奥さま”と知られる女優イ・ナヨンの4年ぶりの復帰作として期待を集める新ドラマ『パク・ハギョン旅行記』（原題）がベールを脱ぐ。
Wavveオリジナルドラマ『パク・ハギョン旅行記』は、消えてしまいたいときに土曜日の一日だけ旅に出る国語教師パク・ハギョンの予期せぬ瞬間と、奇跡のような出会いを描いた“流浪記”だ。
新しい演技の変身を予告したイ・ナヨンと映画『サムジンカンパニー1995』で知られるイ・ジョンピル監督が、疲れた日常に共感と癒しを伝える。
公開を翌日に控えた5月23日午後、ソウル龍山（ヨンサン）区のCGVで試写会と記者懇談会が行われた。
今回の作品についてイ・ジョンピル監督は、「パク・ハギョンが漠然とした旅行から帰ってきて平凡だった旅行が特別になる過程を描く8部作シリーズ」と説明した。
作品を選択した理由についてイ・ナヨンは、シナリオとイ・ジョンピル監督を挙げた。イ・ナヨンは「独特な構成も良かったし、シナリオが新鮮ながらも淡泊で最近にぴったりな作品だと思って悩みなく選択した」とし、「監督の感性がドラマと調和したらどうなるか気になった」と答えた。
イ・ナヨンをキャスティングした理由についてイ・ジョンピル監督は、「見ている方々が代理満足するためには感情移入ができるようにしなければならないが、どんな人がパク・ハギョンを演じれば、皆が移入してついていけるかと考えたとき、（イ・ナヨンが）気楽に見える演技をうまくできそうだった」と説明した。
ドラマ『ロマンスは別冊付録』、映画『ビューティフルデイズ』などを通じて好演を見せ、しっかりとした演技力を証明したイ・ナヨンは、今回の作品で新しい演技の変身に乗り出す。
高校教師の“パク・ハギョン”は、土曜日だけの歩き、食べ、ぼーっとする旅行で予想外の様々な事件と特別な出会いを通じて喜怒哀楽を体験する人物だ。美しい風景が目立つ旅行地で思いがけない縁と向き合うパク・ハギョンを演じたイ・ナヨンは、感情を豊かで自然に表現し、完璧なシンクロを披露する。
『パク・ハギョン旅行記』のもう一つの楽しみは、華麗な特別出演だ。ク・ギョファン、キル・ヘヨン、パク・セワン、パク・イナン、ソ・ヒョヌ、ソヌジョンア、シン・ヒョンジ、シム・ウンギョン、チョ・ヒョンチョル、ハン・イェリなど、エピソードごとに特別出演者が登場して物語をさらに豊かにする。
相手俳優が毎回のように変わって、旅行する気分だったというイ・ナヨンは「すべて現場で溶け込んでこそ出てくるリアクションが多かった。それで私にとっても大切な8つのエピソードだ。素敵な俳優たちといつ、こうやって会って演技できるかと幸運だと思ったが、迷惑をかけないように緊張した。演技の呼吸を合わせる時間は短いが、どんな雰囲気とシナジー効果が出るか、私自身も待ち遠しくなり、毎回ワクワクした」と話した。
特にハン・イェリとのエピソードでは、涙をこらえるのが大変だったというイ・ナヨンは「“減らそう”、“頑張ろうとしないようにしよう”というのが今回の作品の宿題だった。決められた規定がキャラクターにひとつもなかった。それで他のキャラクターを演技するときより、もっと涙が出たようだ。人間同士の共感、切なさ、理解度がとても響いた」と話した。
イ・ナヨンは現実の悩みを忘れ、ひたすら旅行を楽しむパク・ハギョンを通じて見る人に温かい共感と癒しのメッセージを伝える予定だ。
『パク・ハギョン旅行記』に込めたいメッセージについて、イ・ジョンピル監督は「くすぐったいヒーリングではなく、面白く笑わせたかったが、流れがこのように進んだ。この作業だけは無理をしないでほしいという原則があった」とし、「見られる方によって寂しく感じることも、温かさを感じることもできそうだ。“それでも大丈夫だ”という話をしたかった」と述べた。
Wavveオリジナルドラマ『パク・ハギョン旅行記』は、5月24日にWavveを通じて公開される。
◇イ・ナヨン プロフィール
1979年2月22日生まれ。1998年にデビュー。代表作にドラマ『勝手にしやがれ』『ロマンスは別冊付録』、映画『小さな恋のステップ』（2006年日本公開）など。2011年に同じ所属事務所の俳優ウォンビンと出会い、2013年に2人の熱愛説が伝えられた。その後、2人は2015年5月に結婚。イ・ナヨンは結婚から7カ月後に男児を出産した。
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