女優ソン・ヘギョとハン・ソヒの初共演が“白紙”に…超期待ドラマの今後が問題山積のワケ

2023年05月21日 話題

高い期待は大きな失望を与えるものだ。

【写真】「40代…?」ソン・ヘギョ、圧巻の童顔美貌

新ドラマ『自白の代価』(原題)の監督と主演女優が降板した理由が、制作会社の役割の不在ということが明らかとなり、今後の再整備にも難航が予想される。

大きな期待作に挙げられた『自白の代価』を見るには、さらに多くの時間が必要と思える。

人気女優2人の“キャスティング説”で注目

そもそも『自白の代価』は、殺人事件をめぐる2人の女性の年代記を盛り込んだ作品だ。当初、女優ソン・ヘギョとイ・ウンボク監督が『太陽の末裔』以来の再会を果たすということで期待を集めたが、イ・ウンボク監督が演出を担当しないこととなり、キャスティングと演出に対する注目が集まった。

(写真提供=OSEN)ソン・ヘギョ

そんななか、ソン・ヘギョと呼吸を合わせるのが人気女優ハン・ソヒと知られた。劇中、ソン・ヘギョは美術教師“アン・ユンス”役を、ハン・ソヒは正体不明の神秘的な女“モウン”役を提案されたと伝えられた。

演出には、ドラマ『怪物』(原題)でメガホンを握り、現在『良くも、悪くも、だって母親』を演出中のシム・ナヨン監督が引き受けるという話が出た。人気女優と人気女優の初共演、さらに高い評価を受ける監督の組み合わせという点で、期待が最高潮に高まった。

公式的なニュースが出たわけではないが、ハン・ソヒがソン・ヘギョと自分が出ている『自白の代価』のティーザーポスターのような画像をSNSにアップし、ソン・ヘギョのIDをタグ付けして「もう私のものだ」とコメントを残したことで、注目はさらに集中。ソン・ヘギョもハン・ソヒの投稿に反応を示し、2人のキャスティングは既成事実化した。

(写真提供=OSEN)ハン・ソヒ

突然の白紙化に衝撃

しかし5月17日、ソン・ヘギョとハン・ソヒが長い議論の末に、作品に出演しないことが決まり、シム・ナヨン監督も合流しないことが判明した。ソン・ヘギョ、ハン・ソヒ側はいずれも「確認が難しい。制作会社に問い合わせてほしい」と言葉を慎んだ。

制作会社であるスタジオドラゴンはキャスティングと関連しては“プロダクションH”に問い合わせてほしいと伝え、プロダクションHは同日午後、「かなり大きなプロジェクトであり、それだけに様々な意見を収斂する過程があった。当分の間、再整備の時間を持ち、整理され次第申し上げる」と立場を伝えた。

(画像=ハン・ソヒInstagram)『自白の対価』のティーザーイメージのような画像

事実上、制作会社の役割の不在を認めた格好だ。最終的に『自白の代価』は、船長から船員まで失い、再び港に戻って船を再整備して出港しなければならない立場に置かれた。

『自白の代価』側は再整備をすると伝えたが、今後がさらに問題になると見られる。

制作会社がコミュニケーションの不在を事実上認めながら、監督はもちろん、俳優からも信頼を得られなかったためだ。

関わる全員が満足する結果になることはありえないが、間で役割を果たしながら仲裁すべき制作会社がコミュニケーションに失敗したという部分は、大きなリスクといわざるを得ない。特にソン・ヘギョ、ハン・ソヒの代わりを務める俳優を探すという部分も大きな負担だろう。

期待を集めただけに失望も大きかった。再整備に突入した『自白の代価』がどんなキャスティングで戻ってくるか、注目される。

(記事提供=OSEN)

◇ソン・ヘギョ プロフィール

1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』(2001年)、『太陽の末裔』(2016年)、『ボーイフレンド』(2018年)といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、2019年6月、約1年8カ月の夫婦生活に終止符を打った。

◇ハン・ソヒ プロフィール

1994年11月18日生まれ。韓国・蔚山(ウルサン)出身。 2016年にSHINeeの楽曲『Tell Me What To Do』のミュージックビデオの出演で芸能界入りし、2017年のドラマ『ひと夏の奇跡~Waiting for you』で本格女優デビュー。ドラマ『カネの花 ~愛を閉ざした男~』『100日の郎君様』『アビス』『夫婦の世界』『わかっていても』『マイネーム:偽りと復讐』など数々の話題作に出演した。デビュー時から大手食品メーカーや化粧品メーカーなど、様々な企業のCMモデルを務めた。

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