『高校生ママパパ2』はこれまで、女子中高生の妊娠を取り扱ってきたため、未成年の妊娠を美化させるという指摘を受けていたが、ここ最近、相次いで未成年女性と成人男性の妊娠事情を放送したため、視聴者が廃止を要請している状況だ。
現行法によると、成人と未成年の性的関係の大部分は、児童・青少年保護法により処罰を受けることとなる。法律によると、19歳以上の成人が16歳未満の未成年と性的関係を持つことは刑法上の処罰対象になるが、16歳以上の未成年との性的関係は同意の下で行われた場合、処罰対象にならない。
しかし、20歳にもなっていない未成年と成人の性関係は、社会的に問題視されるのが事実だ。
その上、『高校生ママパパ2』は未成年者を対象にした性犯罪を美化しているとまで見られている。
議論が続くと、『高校生ママパパ2』に出演しているイ・インチョル弁護士が番組公式ホームページの視聴者掲示板に「第27回では、19歳で妊娠し、16カ月（1歳4カ月）になった息子を育てている高校生ママとともに、11歳の年齢差がある夫が同伴出演した。今回は夫が直接スタジオに登場した」とし、「私は、“30歳なら知っている年齢なのに、当時、彼女がまだ高校生の時に会って妊娠させたのは一線を越えたこと”と苦言を呈した」と述べた。
続いて「夫も本人の行動に対して反省しているようでした。そのため夫は、より妻と妻の家族に最善を尽くして頑張ろうと孤軍奮闘しています」と伝えている。
イ・インチョル弁護士は番組で、高校3年生の未成年を妊娠させた成人男性がスタジオに登場すると「出てくるやいなや、こういう話で申し訳ないが、苦言を呈さなければならないようだ。30歳なら知っている年齢なのに、まだ高校生の子に会って妊娠させたのは一線を越えたこと。（投稿者が）勉学の真っ最中なのに、30歳を過ぎたら愛を守ってあげるべきだったのではないか」と話したことがある。
また「高校生ママの不注意に対しては批判をするのが当然です。私は彼らの軽率な選択と行動に対して厳しい忠告と助言をしており、同時に彼らに法律的な支援と後援をしています」とし、「一方、本人の人生を犠牲にしながらも難しい選択をし、大切な生命を産んで育て、熱心に生きようと努力している高校生ママたちには激励も必要だと思います」とした。
しかし、イ・インチョル弁護士への視聴者の反応も冷ややかだ。視聴者たちは、いくら違法行為ではないとしても『高校生ママパパ2』が未成熟な若者の妊娠、そして未成年と成人の妊娠を美化させていると批判し、引き続き廃止要請を続けている。
■【画像】11歳差、未成年時に性的関係を持って妊娠した韓国夫婦
