『その年、私たちは』で“片想いの男”と呼ばれたキム・ソンチョル、これから目指す俳優像とは?【インタビュー】

2022年11月26日 話題

盲目の鍼灸師ギョンス(演者リュ・ジュンヨル)が主人公の『ふくろう』で、キム・ソンチョルは、李朝時代の1636年(丙子の年)に中国ㆍ清の軍が朝鮮に侵略した“丙子胡乱”以後、清に人質に取られた昭顕世子を演じ、再び強烈にシーンを盗む。

出演時間は多くないが、映画のモチーフが昭顕世子の謎の死という点で、キム・ソンチョルの役割は強烈な印象を残さざるを得なかった。

(画像=映画『ふくろう』スチール)昭顕世子演じたキム・ソンチョル

キム・ソンチョルは多くの好評に「主人公である鍼術師ギョンスを、唯一温かく抱いてくれた唯一の人物が昭顕世子のため」とキャラクターが重要だったこと強調している。実際、劇中の昭顕世子はギョンスを高く評価し、プレゼントも与えている。そんな重要な役を演じた彼は、「昭顕世子が登場する時のOSTも良かった」と付け加えて笑った。

なおキム・ソンチョルの存在感は、初めて昭顕世子役を提案された時期、キャラクターの準備段階から光を放っていたという。

キム・ソンチョルは「昭顕世子の肖像画が1、2個ほど残っているが、あまりにも体格が良い方なので、扮装ではカバーできず、体重を20㎏程増やさなければならなかった」とし、「王位に上がれなかった悲運の世子を表現したかった。実在の人物なので、記録に残っている通りに性格を作り出した。特に“善良な世子”という部分に重点を置いた。朝鮮では珍しい海外留学もした世子なので、考え方も開かれていると思った」と説明している。

(写真提供=NEW)キム・ソンチョル

『ふくろう』を演出したアン・テジン監督は、今作を通じて発見について俳優キム・ソンチョルを挙げた。このような称賛にキム・ソンチョルは「映画『長沙里9.15』までは、演技を頑張らなければならないという欲が大きかった。話し方に力が入っていたため、(出来上がった)作品を見ると失望した」とし、「欲があることは、ある程度なら良いが、やりすぎてはならないということに気づいた。今回は目や姿勢、視線などで世子を表現している」と謙虚さも見せた。

これからは「劇に交わりたい」と笑顔

 

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