食べてこそわかる味というが、味を知っているからこそ食べたいという欲求も湧いてくる。ドラマも同じだ。
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明らかに結果が見えるものであっても、食欲をそそる“お決まり”が存在する。結果に至る工夫を見る楽しみもある。今年下半期、お茶の間を熱くしたドラマ『シスターズ』(tvN)、『ビッグマウス』(MBC)、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ENA)が、その代表例だ。
3作品とも「勧善懲悪」という共通点を持つ。勧善懲悪は一言で、善良な人は成功し、悪い人は罰せられるという意味だ。
『シスターズ』のウォン・サンア(演者オム・ジウォン)、『ビッグマウス』のチェ・ドハ(演者キム・ジュホン)は、自分の罪をそのまま返してもらうような結末を迎えた。『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は両作品に比べて“懲罰”の強度は弱かったが、善良な人が勝利するというメッセージを随所に取り入れて「優しいドラマ」と呼ばれた。