BTS(防弾少年団)の新アルバム『Proof』に、“性犯罪疑惑”で現在も裁判が進行中の人物が手掛けた楽曲が収録されているとし、韓国で懐疑的な声が高まっている。
【注目】BTSは2022年に同伴入隊?「事実上の空白期間は…」
BTSは最近、3枚組の新アルバム『Proof』の各トラックリストを公開した。
今回のアルバムは、6月にデビュー9周年を迎えるBTSがこれまでの歩みを振り返るアンソロジーアルバムで、BTSの過去と現在、未来に対するメンバーの思いを込めた楽曲が収録されている。
そんなアルバムのなかで、2枚目のCDの収録曲『Filter』が問題視されている。というのも、同曲を手掛けた一人であるボビー・チョン氏が、過去に違法撮影や性的暴行の疑惑が浮上した人物だからだ。
これまで『Filter』のほか、『Love Maze』『I'm Fine』『Home』『DreamGlow』『Answer:Love Myself』『134340』といったBTSの楽曲はもちろん、『Roller Coaster』『20cm』『Way Home』といったTOMORROW X TOGETHERの楽曲にも携わったボビー・チョン氏。
同氏は去る2019年7月、当時20代だった歌手志望の恋人女性に対し、身体の部位を違法撮影した疑惑で裁判にかけられた。女性はボビー・チョン氏からの性的暴行被害を訴えた後、翌2020年4月に“極端な選択”でこの世を去った。
恋人女性以外にも、ボビー・チョン氏は2020年7月から9月にかけて、また別の女性に暴行を加え、同意なく身体を違法撮影した疑惑が持たれた。
その後、今年3月23日には「性暴力犯罪の処罰等に関する特例法」違反と暴行の疑いが持たれているボビー・チョン氏の2回目の公判が行われた。
同日の裁判で、ボビー・チョン氏側の弁護人は「被害者の頬を殴り、右腕を引っ張った事実は認める」としつつも、「残りの公訴事実は否定する」と主張。違法撮影の疑惑に関しても、「撮影は被害者の同意を受けた」と主張していた。
このため、韓国では「ボビー・チョンの曲を入れる必要があったのか」(『MoneyS』)、「BTSの新アルバムに“違法撮影”が付いた」(『ソウル新聞』)、「性犯罪疑惑のボビー・チョンの曲を選んだBTS」(『イーデイリー』)など、複数のメディアが“いわくつき”のボビー・チョン氏が手掛けた『Filter』収録の判断に疑問を投げかけていた。
なお、BTSの新アルバム『Proof』は来る6月10日にリリース予定だ。
■“身長差ヤバい…” BTSのV、女性スタッフとの2ショットが話題
前へ
次へ