韓国Coupang Playのオリジナルドラマ『ある日~真実のベール』の制作発表会が11月26日に行われ、イ・ミョンウ監督と主演俳優キム・スヒョン、チャ・スンウォン、キム・ソンギュが出席した。
2008年にイギリスBBCで放送されたドラマ『クリミナル・ジャスティス』の韓国版リメイクとなる同作は、女性の殺人事件をめぐる2人の男のエピソードを通じて、冤罪事件と刑事司法制度を描くドラマだ。アメリカとインドに続く世界で3番目のリメイク制作として、全8話を予定している。
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キム・スヒョンは劇中、平凡な大学生から突然殺人事件の容疑者になるキム・ヒョンス役を演じる。チャ・スンウォンは真実よりも自分の生活が大事な“生活型弁護士”シン・ジュンハン役、キム・ソンギュは刑務所の絶対権力者であるド・ジテ役を務める。
この日、イ・ミョンウ監督は『ある日~真実のベール』を通じて司法制度と正義について話したかったと述べた。イ監督は「そんなことが起きなければ一番いいが、生きていれば司法制度の前に立たなければならないこともある。法に守られなかった人々の切ない気持ちを大衆に見せたかった。司法制度の定義は何かを考えるきっかけになれば嬉しい」
キム・スヒョンとチャ・スンウォンは原作に惚れて出演を決めたと明かした。
キム・スヒョンは「原作を本当に楽しく観た。イギリスとアメリカのヒョンスが持つ魅力を、自分が表現したみたかった。それぞれの人物が持つ正義が衝突する渦である」とコメント。チャ・スンウォンは「原作は、外皮は氷のように冷たいが、人物たちは溶鉱炉のように熱いドラマだった。相反する話の深さがある。イ・ミョンウ監督が僕たちの感受性と視線に合わせて上手く演出した」と称賛した。
久々のドラマ出演となるキム・スヒョンとチャ・スンウォン。キム・スヒョンは「オファーを受けたとき、チャンスだと思った。ヒョンスになって傷つけられ、耐えて、成長した」と言う。
ドラマ『花遊記』以来4年ぶりのドラマ復帰となった チャ・スンウォンは「出演した最大の理由はイ・ミョンウ監督だ。過去に一緒に仕事しながら幸せな記憶があった。僕が表現しようとする気持ちを上手く導いてくれるという信頼があった。監督から連絡が来たとき、台本も読まずにやると心に決めた」と、監督に対する強い信頼を示した。
キム・スヒョンは主演俳優としてのプレッシャーも打ち明けた。
「プレッシャーは作品をやる度、年を取っていく度に消えることがない。成長した姿に対するプレッシャーや、前作と比べられるプレッシャーがある。そのような部分は必要だ。原動力にもなる」
また、「ここまで悔しかったことはない。ここまで男ばかりの現場は初めてだった。ジャンルドラマ初挑戦でもある」と付け加えた。
チャ・スンウォンは今回、役作りのためにビジュアル変身を試みた。
「シン・ジュンハンは髪を結んだり、ひげを生やしたりするのがとてもナチュラルだ。何よりも彼が持つ生活感が重要だった。ド・ジテの闇と対比される明るさを表現したかった」
チャ・スンウォンとキム・ソンギュは、キム・スヒョンに対する称賛を惜しまなかった。
「刑務所での撮影は暑いし埃も多くて大変だった。辛い瞬間にキム・スヒョンが僕にハンド扇風機を当ててくれたり、いろいろ配慮してくれてありがたかった」とキム・ソンギュ。チャ・スンウォンは「(キム・スヒョンは)気難しくない人だ。自分のものが確かにある。自分のこと(演技)をしながら他人を配慮するのは容易ではない。彼の姿を見ながら『だからキム・スヒョンなんだ』と思った。自分のものがしっかりある人だ」と感嘆している。
キム・スヒョンは「本読み現場で初めてご挨拶し、視線を交わしながら感じたのはお互い好感を持っているということだった。現場でチャ・スンウォンさんの昔の作品について話し合うのが本当に楽しかった。チャ・スンウォンさんは冗談が好きだ」と振り返った。
『ある日~真実のベール』は、Coupang Playで11月27日に配信開始。日本では11月27日より、Prime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信される。
(記事提供=OSEN)
■「おじいちゃんみたい」キム・スヒョンのぎこちない“自撮り姿”
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