晩秋の寒さを溶かす、“年下彼氏ロマンス”が韓国ドラマを盛り上げる。
新ドラマが初放送を待っている。線の太いジャンルものから愉快なヒューマン劇、ときめきのロマンスまで多様だ。そのなかでもトップ女優と勢いのある若手俳優の恋愛が期待される“年下彼氏ロマンス”に注目だ。
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まず、来る11月10日に初放送を控えたtvNの『メランコリア』(原題)は、2年ぶりにテレビドラマに帰ってきた女優イム・スジョンのドラマ復帰作だ。
特別待遇など不正の温床である私立高校を背景に、数学教師と数学の天才の通念と偏見を超えた、数学よりも美しい物語を描く。イム・スジョンは劇中、数学教師チ・ユンスに扮する。『学校』シリーズ出演以降、約20年ぶりの学園モノだ。当時は学生だったイム・スジョンだが、今回は教師を演じる。
そんなイム・スジョンとは、俳優イ・ドヒョンが共演する。Netflix『Sweet Home-俺と世界の絶望-』、KBS2『五月の青春』(原題)でスター性と演技力を証明したイ・ドヒョンが、数学の天才に変身した。
2人の師弟ケミストリーを予告した『メランコリア』は、ロマンスも予告している。2人の青春男女のロマンスは期待を高めるが、高校生と教師のロマンスという観点からは懸念の視線が出てくるのも事実だ。そんな憂慮の視線さえ、ときめきに変えることができるか注目される。
女優ソン・ヘギョも嬉しい帰還を知らせた。ソン・ヘギョは11月12日に初放送されるSBSの『今別れている最中です』(原題)でドラマ復帰する。
「別れ」と書いて「愛」と読む、甘くて苦くて辛い別れアクチュアリーを予告した同作は、ロマンスよりもバラードに近い。劇中、ソン・ヘギョはファッション会社デザインチームのチーム長を演じる。フリーランスのフォトグラファーとして登場するチャン・ギヨンとのラブストーリーが展開される予定だ。
2人は放送前に公開されているスチールカット、予告編、“密着”公式ポスターだけでも、すでにケミストリーを完成させたという評価だ。ソン・ヘギョの2年ぶりの復帰作であり、チャン・ギヨンが軍入隊前に最後に撮影した作品だという点で期待は大きい。
前出の『メランコリア』が秋の感性を漂わせるとしたら、『今別れている最中です』は初冬の麗しさを感じさせる作品だ。偶然にも同時期に、キャリアと年代が似ている2人のトップ女優とライジングスターの“年下彼氏ロマンス”がテレビで楽しめることになった。
それについてイム・スジョンは、「最近、ロマンスが久しぶりにたくさん出ている。力になる。みんながよくやっていて嬉しい」という感想を明かしたことがある。
Netflixなど複数のOTTプラットフォームが急浮上し、近年テレビドラマは厳しい状況に置かれている。それでもイム・スジョンは『検索ワードを入力してください:WWW』で、ソン・ヘギョは『ボーイフレンド』で、すでに年下彼氏を相手にしたドラマを成功に導いたことがあり、次期作に対する関心も高い。
スター軍団が投入された“年下彼氏ロマンス”が、危機を迎えた地上波ドラマを救うことができるか注目される。
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