韓国KBSが人気バラエティ番組『1泊2日』から俳優キム・ソンホを降板させたことに対する視聴者の反対意見に回答した。
先立ってキム・ソンホは去る10月、元恋人の暴露でスキャンダルを巻き起こした。元恋人の主張によれば、キム・ソンホが中絶を強要し、結婚の約束も守らなかったという。その後、キム・ソンホは謝罪し、すべての活動を中断。レギュラーを務めていた『1泊2日』からも降板となった。
しかしキム・ソンホのファンらは、KBSの視聴者権益センターに、キム・ソンホ降板に反対する請願を上げた。キム・ソンホの降板に反対する請願文は計4件で、11月8日基準、それぞれ4万3925人、2000人、1500人、1024人が賛同を示した。
KBSの視聴者権益センターに寄せられる請願は、30日以内に1000人以上の賛同があった場合、KBS内部の責任者が返答をする決まりとなっている。
背景には、キム・ソンホの私生活を暴露した元恋人の主張に、数々の“疑問点”が浮上したことがある。元恋人はキム・ソンホが中絶を強要したとしたが、実際には2人で合意をしていた、中絶後もキム・ソンホは両親に彼女を紹介するなど結婚へと向かったが、彼女が原因で2人が破局したなど、知人や友人の証言が飛び出し、キム・ソンホへの見方が変わった。
そんな世論を受けて、キム・ソンホが出演していた広告が再開され、降板が検討されていた映画の続投が決まったりもした。そのため『1泊2日』の降板も戻すべきとの声が上がった。
キム・ソンホ降板に反対する請願には、イ・ファンソン芸能センター芸能1CPが回答した。イCPは「KBSは去る10月20日、キム・ソンホ氏が番組から降板するというニュースを発表したことがある」とし、「その公式立場を表明する前に、お互いの間に事前協議の過程があったことをお知らせする」と明かした。
また「6人のメンバーの調和をこれ以上お見せできなくなり、制作陣も残念な思いが大きい」としつつも、「今後も最善を尽くして良い放送をお見せできるよう、努力する」と伝えた。
この返答を見る限り、キム・ソンホの降板はすでに両者が納得して出した結論ということになる。出演復活はなさそうだ。
KBS側のキム・ソンホ関連の立場全文は、以下の通り。
◇
まず『1泊2日』を愛してくれ、大切な意見をくれた視聴者の皆さんに感謝します。
KBSは去る10月20日、キム・ソンホ氏が番組から降板するというニュースを発表したことがあります。
その公式立場を表明する前に、お互いの間に事前協議の過程があったことをお知らせいたします。
2年間、同苦同楽して良い呼吸を見せてくれた6人のメンバーの調和をこれ以上お見せできなくなり、制作陣も残念な思いが大きいです。
しかし今後も最善を尽くして良い放送をお見せできるよう、努力いたします。
もう一度、貴重な意見、ありがとうございます。
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