大物女優を投入も視聴率“爆死”の韓国ドラマ3作品…俳優だけで作品を選ぶ時代は過ぎたのか

2021年11月02日 テレビ
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演技力は好評だったにもかかわらず、視聴率の苦戦を免れなかった女優チョン・ドヨンやコ・ヒョンジョンと、イ・ヨンエは違うか。4年ぶりに大胆な“変身”まで強行しながら帰ってきたイ・ヨンエは、不振の輪を切れるだろうか。

【写真】「こんなイ・ヨンエ初めて」新ドラマで大変身

イ・ヨンエが主演するJTBCの新ドラマ『調査官ク・ギョンイ』がベールを脱いだ。ク・ギョンイを演じたイ・ヨンエは、ゴキブリが行き交う汚い部屋でゲームに没頭する廃人として衝撃的に初登場し、ボサボサの髪と化粧っけのない顔で既存のイメージを180度ひっくり返して目を引いた。

何よりも懸念される部分のひとつだったミステリー追跡劇とコメディの組み合わせを、イ・ヨンエの意外な壊れかたで表現し、一味違った楽しみを与えている。ただ数字を見ると、スタートは残念だ。『調査官ク・ギョンイ』の第1話は視聴率2.6%(非地上波有料世帯)と、やや残念な出発となった。

Netflixをはじめとするオンライン動画サービスの好調によって、華麗なトップ女優たちがドラマにカムバックしており、テレビドラマの反撃が始まるだろうという期待を抱かせた。しかし現在までの結果を見ると、大きくは笑えない状況だ。

(写真提供=JTBC)『調査官ク・ギョンイ』

JTBCは『梨泰院クラス』以降のヒットなし

特に『夫婦の世界』『梨泰院クラス』以降は、特に注目すべき作品を出せずにいるJTBCは、主演俳優たちのスター性で反転を図ったが、不振の輪が依然として続いている。

チョン・ドヨンのカムバック作として話題を集めたJTBCの『人間失格』(原題)は、10月24日に視聴率2.4%で幕を下ろした。第1話で記録した4.2%が最高成績であり、放送中は1%台の視聴率だった。

コ・ヒョンジョンが主演を引き受けたJTBCの『君に似た人』(原題)も、2%台にとどまっている。作品の完成度と俳優たちのしっかりした演技は好評を博したが、やや重いテーマと遅い展開で視聴者たちを虜にすることができなかった。

とある放送関係者は「『人間失格』と『君に似た人』ともに企画意図は良かったが、あまりにも暗く重い雰囲気で、むしろドラマのメッセージが曖昧になり、没入度を落とした」と見た。

(写真提供=JTBC)『人間失格』(上)と『君に似た人』

一方で、女優チョン・ジヒョン主演作であるtvNの『智異山』(原題)は、全国視聴率9.1%(ニールセンコリア基準)でスタートを切った。地上波ドラマが視聴率5%を超えることが難しい状況のなかでは、価値のある成果だ。もちろん前作である『海街チャチャチャ』のバトンを受け継いだ影響もなくはなかった。

『調査官ク・ギョンイ』イ・ヨンエの肩が重い理由でもある。初週は2%台で始まったが、上昇気流に乗らなければ、その後に公開されるJTBCドラマに好循環をもたらすことができない。イ・ヨンエの変身という側面で差別化を行った『調査官ク・ギョンイ』は、ひとまず新鮮さを与えることには成功した。だがチョン・ドヨン、コ・ヒョンジョンがそうだったように、イ・ヨンエのスターパワーが視聴率にどれだけ反映されるかは未知数だ。

とあるドラマ関係者は、「OTT時代が開かれ、早いテンポ、新鮮な構成の世界中の様々なドラマを簡単に視聴できるようになった」とし、「視聴者が俳優だけで作品を選んだ時代は過ぎた。ストーリーやジャンルもトレンドに乗ることが重要になった」と強調した。

また別の関係者は、「最近出したJTBCのドラマは、明るく軽快な雰囲気のドラマを好む視聴者の好みとは、ややかけ離れた傾向だった。それらとは違ってコミカルさを表わした『調査官ク・ギョンイ』と、イ・ヨンエという俳優との和がドラマの勝敗を決めると考えられる」と展望した。

はたしてJTBCの『調査官ク・ギョンイ』は、どんな成績表を受け取ることになるだろうか。

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