“女性が憧れる”女優キム・ソヒョン、Netflix配信中の『Mine』を振り返る【インタビュー】

2021年07月11日 話題

“信じて見る”ことができる女優キム・ソヒョンにとって、『Mine(マイン)』は、新しい挑戦だった。ガールクラッシュ(女性から見てもカッコいい女性)の第一人者としてだけではなく、セクシャルマイノリティの演技までこなして、俳優としてさらにスペクトルを広げた。

【画像】キム・ソヒョン、ドラマ出演者話題性1位に

キム・ソヒョンはNetflixでも配信中のドラマ『Mine』で、ヒョウォングループ長男の嫁であり、財閥の娘であるチョン・ソヒョン役を熱演した。劇中、二男の嫁であるイ・ボヨン(ソ・ヒス役)との連携は、視聴者の支持を受けたし、キム・ジョンファ(チェ・スジ役)とはセクシャルマイノリティの恋人として切なさを描き出した。

キム・ソヒョンは、「セクシャルマイノリティの役割に対する負担はなかった。むしろ昔からやってみたいと思っていた」とし、「私はこのドラマをメロドラマだと思っていたし、その通りで良かった。それだけでなく、『Mine』というタイトルからも感じられるように、2人の女性の話でありながらも、すべてのキャラクターの人間本来の姿が見える作品だった。それが、とても良かった」と振り返った。

(写真提供=キーイースト)キム・ソヒョン

続いて、「私の前に他の方がキャスティングされていて、私に変わったので、作品には最後に合流することになった。ペク・ミギョン監督が“よくやってくれると信じてます”と言ってくれたが、難しい宿題をやらなければならないという感じが強かった」とし、「それでも作家が私が上手にできる部分を上手く含めてくれ、チョン・ソヒョンの役割に調和されることができるようにしてくださったようだ」と満足した。

韓国tvNで放送された『Mine』は最高視聴率10.5%(ニールセンコリア、全国基準)を記録して、高い人気のまま放映終了するが、キム・ソヒョンはその反応を正確に認知していなかったと打ち明けた。

彼女は、「私は自分が出演した作品のモニタリングをほとんどしない。ある瞬間から感じたのは、撮影現場でお互いに信じてやったのだから、その次は自分の手を離れると思う」とし、「ある程度は一歩離れてみようという気持ちもある。客観視しようとしてほとんど見なかったようだ。『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のときもほとんど見なかった。レストランで偶然見たが、私も自分の姿を見て驚いた。私が演技したのだけれど、現実とのギャップが大きいことが多い」と笑った。

これまでガールクラッシュなキャラクターを中心に熱演を広げてきたキム・ソヒョンだけに、本人の言葉通り、現実の彼女と作品の中の彼女では、温度差がかなり大きい。スマートフォンの背面には、かわいいペットの犬のステッカーが付いているし、ペットの話をするときは目が輝いたりもする。

キム・ソヒョンは「今回の作品でも、母性愛の部分が必要だったが、私は結婚をしているわけでも、子供がいるわけでもない。ペットが私の友人であり、家族だから演技するときも多くの助けを受けた」とし、「また恋人の演技をするとき、キム・ジョンファさんや息子役のチャ・ハギョンさんが集中を助けてくれた。本当にありがとう」と伝えた。

(写真提供=キーイースト)キム・ソヒョン

演技経験も20年が過ぎた。キム・ソヒョンはいつのまにか、現場でも“先輩組”に属する。彼女は「20年が一度に来るのではなく、じわじわとやってきたので、多くの経験を積むことができた。公平でなければならないという気持ちが大きくなった。私も人間なので欲もあるが、自分の欲だけを満たそうとしてはならない作業であるということをよく知っている。後輩と接するときも、できるなら仲間だと思う。先輩としてアドバイスをたくさんするかというと、そうでもない。人と人としてコラボレーションしたい」と語った。

自らが考える女優、そして人間キム・ソヒョンはどんな人物なのだろうか。彼女は「キム・ソヒョンがかっこいいというより、カッコよく描かれた配役を消化するうちに、そう見てもらえたようだ」とし、「それでも私の性格はクールだと思っている(笑)。キム・ソヒョンは共感能力がある。だからチョン・ソヒョンという役割とシナジー効果が生まれたようだ。演技職人でありたい。今後も責任感を持って努力しようと思う。ここまで来ることができたのは自分自身の管理であり、責任感だ」と力を込めた。

また、「ナイーブではないが、純粋な初心は自分自身によく問いかけている。『Mine』という作品と出会い、その問いかけは、より一層深まったし、初心を守りたい」と付け加えた。

(写真提供=キーイースト)キム・ソヒョン

キム・ソヒョンの次のステップは何だろうか。彼女は「実際、もっともやってみたいのは『ラブレター』のようなメロドラマだ。これまでは、ありがたいことに素敵な役割をたくさんやらせてもらったし、もっと多様な役に挑戦したい。アクション、メロドラマ、コメディまで、やりたいことが多い。ひとつのジャンルだけに決めつけたくはない」と述べた。

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