RAINのマルチな活躍が韓国でイマイチと評されているワケ、“古き良き時代”を引きずっているとの声も

2021年03月18日 話題

2017年にリリースした『GANG』で、再びブームを巻き起こした歌手RAIN。

同曲は韓国で、「1日に一回は聞かなければ」というファンが続出し、“1日1GANGシンドローム”という言葉が生まれるほど高い人気を誇った。

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同曲で再起をはたしたRAINは現在、芸能、制作、演技といった多方面で活躍しているが、韓国での反応はあまり芳しくないようだ。

むしろ『GANG』で再燃した彼が、相変らず旧時代的な歩みを続けているという雰囲気が漂っているという。

メインキャストよりもグイグイ前に出るタイプのプロデューサー

2020年、『GANG』のミーム化で再起に成功したRAINは、MBCのバラエティー番組『遊ぶなら何する?』で、ユ・ジェソク、イ・ヒョリらと音楽ユニットSSAK3として活動し、テレビ復帰をはたした。

SSAK3でのRAIN(中央)

以前は『GANG』、そして映画『自転車王オム・ボクトン』(原題)の失敗で嘲笑の的となっていたRAINだが、YouTube上で「GANG」を使った書き込みが盛んになり、再び注目を浴びた。嘲笑にも毅然とした態度で臨み、笑いへと昇華した姿に、多くの韓国ネットユーザーは拍手を送っていた。

そしてRAINは『遊ぶなら何するの?』でのバラエティー出演に続き、ボーイズグループ「Ciipher」のプロデューサーとしても活躍の幅を広げているRAIN。秘蔵っ子でもあるCiipherのデビュー曲MVには、自身の妻で美人女優のキム・テヒを起用するほどの入れ込みっぷりだ。

3月15日、Ciipherはソウル江南(カンナム)区のポンウンサロ・シュピゲンホールで製作発表会を行い、華麗なデビューを飾った。発表会はプロデューサーのRAINが直接進行し、情熱に満ちあふれた姿を見せた。

RAINは、「最近はアイドルの育成市場がとても熾烈だ」とし、「Ciipherの子たちが傷つけられないよう、ゆっくり進んでほしい」と期待を示している。Ciipherも「兄さん“だけ”を信じろという言葉がとても心強い」と話した。

(写真提供=RAIN COMPANY)Ciipher

しかし、あまりにも情熱的“すぎた”のだろうか。デビューの主人公であるCiipherよりも熱弁を振るうRAINの、裏方デビュー戦を見せられるような雰囲気を醸し出していた。

アイドル市場や制作、K-POPなどに対する自分の見解を並べたRAINの陰に隠れたCiipherメンバーは、自分たちの魅力をアピールする時間が物足りなかったように見えた。

出演した番組で視聴者を疲弊させる姿も…

RAINはCiipherのデビュー前から、『イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り』『美味しい奴ら』『全知的おせっかい視点』など様々なバラエティー番組に“同伴”出演し、社長として広報活動に力を入れてきた。

そのような制作活動にも精を出す一方、3月17日にはドラマ『ゴーストドクター』(原題)への出演を発表。本作では主人公のチャ・ヨンミン役として演技にも再挑戦する。

再起後の芸能、制作、演技すべてにおいて精力的に活動するのは良いが、相変わらずの“古き良き時代”のままで存在しているかのように見える。

3月14日に放送された『イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り』では、Ciipherの隠しカメラを40分間続けるなど、過度な広報に疲労感を募らせた視聴者も多いという。 依然として“その時代”を生きているという雰囲気だ。

(写真=SBS)RAINが『イ・スンギのチプサブイルチェ~師匠に弟子入り』に出演した際の1コマ

評論家のウィ・グンウはSNSに、「あの人はまさか自分が上手だから『GANG』がヒットしたと思っているのか。RAINは『オム・ボクトン』の失敗に懲りず、『GANG』の前時代的な再解釈が自分自身の成功であるかのように錯覚し、旧時代的な存在として発展できなかった。前時代的なクールさを保ち続けているので、引き続き誤作動が出ている」と評し、RAINの苦い行動について言及した。

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