女優パク・スインが自身に浮上したゴルフ場での“パワハラ疑惑”について、悔し涙を流した。
【注目】女優がゴルフ場でキャディーを罵るパワハラ行為?本人は否定
7月30日午後、パク・スインはソウル汝矣島(ヨウィド)でパワハラ疑惑を解明するための記者会見を開いた。
事の発端は去る7月23日、とあるゴルフ場に勤務するキャディーAさんの暴露だった。
キャディーAさんはパク・スインがラウンドを終えた後、ゴルフ場に電話をかけてキャディー費用を返金しろと言い、要求が受け入れられなかったため、ゴルフ場のホームページに「ゴミ」「キャディーたちは非常識の××」などとコメントを残したと暴露した。
またAさんは「パク・スインがコースのたびに写真を撮り、一行と対話をしていて進行が遅れ、迅速に進行するよう誘導したが、大きな声で叱咤された」と主張し、「(パク・スインが)ホームページやSNSに掲載した文章は嘘で、精神的な衝撃を受けた」と明かした。
記者会見当日、法律代理人と一緒に姿を現したパク・スインは、職業が女優という理由だけで“パワハラ女優”というレッテルを貼られたことに対する傷づいた心境を明かし、涙を見せた。
パク・スインはまず、「私の解明にもかかわらず、大衆と世論は最初の記事内容でだけ私を判断し、私に対する多くの記事とコメントがネットに上がった。この事件の真実が何なのか、数多くのインタビューをしたが、1人で対応するにはとても大変で、自費でこの場を準備した」と、記者会見を開いた理由を明らかにした。
キャディーが暴露したコースのたびに写真を撮り、一行と対話をして進行を遅らせたという部分については、「それは事実ではない。私がその日に撮った写真は、ラウンドの始まる前と終わった後だけ」と主張し、「キャディーの方は事あるごとに“遅い”、“点数を計算する方法も知らないのか”と干渉した。その後はうんざりしてキャディーと何も話さなかった」と明かした。
ただ、「ポータルサイトのゴルフ場の評価部分に不満を吐露し、ゴルフ場のキャディーの無礼な行動に対して謝罪を要求した。その過程で過激な表現を使ったことは、公人として申し訳ない」と伝えた。
パク・スインは不親切なキャディーに対して、知人の招待に応じたゴルフだったため、ぐっとこらえていたという。
「ラウンド後、カウンターで支払いする際に不親切なキャディーの方によって別の被害者が出ないように、ゴルフ場側に言おうとしたが、速く移動しなければならず、時間がなかったので言わなかった。家に帰ってきて、私のイメージを失墜させ、侮蔑感を持った記憶がよみがえって一睡もできなかった」とし、「私が欲しいのは謝罪を一度受けることだ」と述べた。
パク・スイン側の弁護士は「パク・スインは最近、某企画会社と契約を控えている状態であり、広告契約の締結も予定されたが、今回の議論ではすべて保留され、金銭的な損害を被った」と述べ、公式謝罪を受けられない場合、最初に報道した報道機関に対する言論仲裁委員会の仲裁申請を、ゴルフ場とキャディーAさんには損害賠償請求を提起する予定であり、必要に応じて刑事告訴も検討していると述べた。
最後にパク・スインは「私は有名な俳優ではない。デビューしてからは古いが、今も現場でオーディションを受けながら情熱だけで熱心に努力してきた俳優の1人だ」とし、「しかし、ただ職業が俳優であるという理由だけで、1人の顧客としての意見を出せず、魔女狩りされなければならないのだろうか。一生“パワハラ女優”という修飾語を抱いて生きていくことになりそうで、真実を明らかにしようこの場に立った」と話し、涙を流した。
最近、韓国芸能界では「MeToo」「ビットゥー(両親や親戚の借金問題)」に続き、パワハラ問題が多発している。
俳優イ・スンジェ、シン・ヒョンジュンなどのスターからパワハラを受けたという、元マネージャーの暴露が相次いでいる。さらにパク・スインの問題まで加わり、真相究明を求める声が上がっている。
不当待遇、金銭問題など、これまで黙認されてきた古い慣行は消え去るべきだが、両者の主張が激しくぶつかりあった場合、正確な真偽の選別ではなく、芸能人という理由だけで歪曲される部分があることについては正されるべきとの意見も出ている。
いずれにしても平行線をたどっていたパク・スインとキャディーの主張が今回の記者会見を通じて一段落するのか、注目が集まっている。
前へ
次へ