女優のソ・イェジが主演ドラマ『サイコだけど大丈夫』の個性的なキャラクターで視聴者たちを惹きつけている。
『サイコだけど大丈夫』は、人生の重みから愛を拒否するようになった精神病棟の精神保健福祉士ムン・ガンテ(演者キム・スヒョン)と、愛を知らない童話作家コ・ムニョン(演者ソ・イェジ)がお互いの傷を癒やし合うラブコメドラマ。
生まれつき愛を知らない童話作家コ・ムニョン役を務めているソ・イェジは、強烈なキャラクターを独自のカラーで具現化させている。
コ・ムニョン(演者ソ・イェジ)は大人気童話作家として大衆に愛され、評論家の注目を集める人物。しかし、彼女の行動は出版社の職員たちをいつも混乱させる。
そんな中、第2話で見せた彼女の行動は視聴者たちに爽快感を与えた。ムン・サンテ(演者オ・ジョンセ)を刺激し騒動を起こした夫婦に、彼が経験した屈辱を同じように返してみせたのだ。
それだけでなく、弱みにつけこんで反社会的人格の傾向があることを暴露すると言ってきた評論家にも痛快な反撃を展開し、視聴者を夢中にさせた。
傍若無人な彼女のもう一つの顔も印象を残した。
父親のコ・デファン(演者イ・オル)の存在を否定していた彼女が精神疾患のある患者から首を絞められ、父親に傷つけられた記憶を思い出した上に、破れた家族写真を撫でてみせたのだ。
これはコ・ムニョンにも暗い過去があったことを暗示しただけでなく、他人への厳しい態度が自己防衛によるものという推測を呼んでいる。
さらに、好奇心から次第に好感に変わっていくムン・ガンテへの気持ちを、多彩な表情で演じて視聴者をときめかせた。
第2話ではコ・ムニョンが幼い頃のムン・ガンテの存在を思い出しながら彼の前に現れ、本格的なロマンスの序幕を知らせている。
ソ・イェジは冷たい微笑に隠されたキャラクターの内面をこまやかに表現。特有の低い声でキャラクターの重みを倍増させ、豊かな表情で役柄に息を吹き込んだ。
今までのは見られなかった彼女の新しいキャラクターに、期待が集まっている。
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