引退を予告する文章を残した歌手BoAと関連して、所属事務所SMエンターテインメントが立場を発表した。
4月11日、公式立場を発表し、「現在、複数のSNSや動画共有プラットフォーム、オンラインコミュニティなどを中心に、アーティストに対する虚偽事実の流布、悪意ある人身攻撃、侮辱、誹謗が継続的に発生している」と指摘した。
続けて「当社アーティストの権利侵害関連の法的対応を担当している法務法人(有限)セジョンをはじめ、追加的に外部法律諮問機関とも協力して国内外で大規模な告訴を進めている」と伝えた。
また、BoAについて「手に負えないほど深刻な水準に達し、これによってアーティストは大きな精神苦痛を経験し、非常に辛い時間を過ごしている」と説明した。
そして「当社は善処や合意なしに関連行為者を法的に処罰されるようにする方針であり、今この瞬間にも悪意のある掲示物を掲載するすべての行為が処罰対象になりうることを認知してくれることを願う」と強調した。
先立ってBoAは4月6日、自身のインスタグラムに「もう契約が終われば、引退(原文では誤字)しても良いですよね?」とコメントを残した。突然のコメントにファンは驚いたが、「引退」という単語を別の意味で解釈し、歌手を辞めるという意味ではないことを切実に願った。
しかし、すぐにBoAは「私に誤字がありましたね。引退」と追加でコメントし、引退を予告した。
さらに翌4月7日、再びインスタに「私の契約は2025年12月31日までです。その時までは本当に幸せに、歌手BoAとして最善を尽くすつもりです!心配しないでください」と書いた。
この間、BoAは整形疑惑や悪質コメントなどによって感情的に大変な様子を見せていた。
2月に終映したドラマ『私の夫と結婚して』に出演した当時、外見に関する指摘を受けて「管理しなければしないと悪口を言って、したらしたと悪口を言って。痩せすぎだから太れと言われ、太ったら豚みたいだと。あなたたちの顔は知らないが、私はBoAだ」と言い返した。
また、3月にはチャンネルAの『ニュースA』インタビューに応じ、「多くの方々が芸能人を腹いせの対象と考えている」とし、「アイドルを人間として尊重してほしい」と訴えたりもした。
それを受けて一部のファンは、BoAに対して所属事務所が何もしていないと批判。トラックデモを強行し、「悪質なコメントを見ても見ないふり!業務怠慢のSMも共犯だ」「アーティストを利用するのではなく、真心で保護せよ。しっかりしろ、SM!」などと声を上げていた。
SMエンターテインメントの公式立場全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、SMエンターテインメントです。
当社所属のアーティストBoAと関連して申し上げます。
現在、複数のSNSや動画共有プラットフォーム、オンラインコミュニティなどを中心に、アーティストに対する虚偽事実の流布、悪意ある人身攻撃、侮辱、誹謗が継続的に発生していることにより、当社アーティストの権利侵害関連の法的対応を担当している法務法人(有限)セジョンをはじめ、追加的に外部法律諮問機関とも協力して国内外で大規模な告訴を進めています。
以前のお知らせ以降、当社はすでに多数の掲示物に対して十分な資料を収集し、サイバーレッカーなど特定事例に対する調査や告訴を進行中です。また継続的な情報収集を通じて、法的責任を最後まで問う計画です。
上記のような行為が一人の人間として手に負えないほど深刻な水準に達し、これによってアーティストは大きな精神苦痛を経験し、非常に辛い時間を過ごしています。当社は善処や合意なしに関連行為者を法的に処罰されるようにする方針であり、今この瞬間にも悪意のある掲示物を掲載するすべての行為が処罰対象になりうることを認知してくれることを願います。
もう一度、このような行為が個人の名誉と尊厳を害する犯罪行為であることを明確にし、関連法令に従い、このような行為者は強力に処罰される可能性があることを厳重に警告します。アーティストに対する無分別な攻撃を中断していただくよう、心よりお願い申し上げます。
ありがとうございます。
◇BoA プロフィール
1986年11月5日生まれ。本名クォン・ボア。1998年に兄の付き添いでSMエンターテインメントのオーディション会場に足を運び、スカウトされた。その後2年間、歌手デビューを目指して歌やダンスの練習に励む傍らで日本語と英語の特訓も行い、2000年にデビューアルバム『ID; Peace B』をリリースした。翌年には同タイトルの日本版シングルをリリースし、本格的に日本へ進出。2002年には『Listen to My Heart』でオリコンチャートを制し、一躍人気歌手となった。
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