韓国の芸人ホン・ロッキが、新型コロナの影響で沈んでいたウェディング事業を立て直せず、自己破産していたことが明らかになった。
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自己破産は、債務を返済できない財政状況に陥った人が申請するもので、ホン・ロッキはソウル回生裁判所に破産を申請したという。
韓国ケーブルチャンネル『チャンネルA』は3月8日、「コロナの影響で経営難に陥ったホン・ロッキは、結局自己破産した」と伝えた。再生手続きの代わりに破産した理由は、債権者の同意を得られなかったためだとしている。
申請を受けたソウル回生裁判所は1月25日、「負債超過と支給不能の破産原因が認められる」として破産宣告。昨年7月時点でホン・ロッキの資産は22億ウォン(約2億5000万円)あった一方で、負債は30億ウォン(3億4000万円)に達すると把握された。
ホン・ロッキは2011年にウェディングサービス企業「NOWWED」を設立し、4年後には支店数を13まで増やすなど、事業家として勢いに乗っていた。2016年には年間売上が120億ウォン(約13億円)まで達したが、新型コロナの影響が直撃し、結婚式、1歳の誕生日パーティーなどのイベントが激減。2023年1月には、2年近く賃金が未払いだったことで雇用部に陳情されたりもした。
なお、今回の破産決定により裁判所は22日に第1次債権者集会期日を開き、ホン・ロッキの所有物の債権額を換算し、債権者に配当する手続きを始める。
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