オーディション番組で第1位に選ばれるもデビュー前に揉めてグループから離脱したメンバーを相手に、制作会社が損害賠償請求訴訟を提起した。
9月13日、オーディション番組『少年ファンタジー』の制作会社PHUNKYスタジオは最近、ソウル中央地方裁判所にユ・ジュンウォンを相手に30億ウォン(約3億円)の損害賠償を請求する訴訟を提起したと知らせた。
ユ・ジュンウォンは、『少年ファンタジー』で最終1位に輝き、同番組から誕生したボーイズグループ「FANTASY BOYS」に合流したが、デビュー前にグループから離脱している。
その理由について、FANTASY BOYSの所属事務所POCKETDOLスタジオ(PHUNKYスタジオは同社の傘下レーベル)は、ユ・ジュンウォンの両親が1位に選ばれたという理由で「収益分配料率の上方修正を要求した」と明らかにした。
所属事務所側がその要求を飲まなかったため、ユ・ジュンウォンはグループから無断離脱し、最終的にグループに合流しないことが決まった。これによってFANTASY BOYSは、デビューもしていないのに12人組から11人組となった。
一方でユ・ジュンウォン側は去る8月、PHUNKYスタジオを相手に専属契約効力停止仮処分申請を提起。「POCKETDOLスタジオと今後の活動に関する付属合意書を結ぶ過程で、不当で公正ではないところがあったため、最終的に契約できなかった」と主張した。
一般的に韓国のオーディション番組は、視聴者投票などで選ばれた上位数人でアイドルグループが結成され、デビューを準備する。そんな“デビュー組”に選ばれながら、しかも最終1位でありながらデビュー前にグループから離脱する事例は、前代未聞だろう。
今回、PHUNKYスタジオがユ・ジュンウォンを相手に損害賠償請求訴訟を提起したことで、事態がどう進展するか注目される。
なおユ・ジュンウォンが抜けたボーイズグループFANTASY BOYSは、来る9月21日に11人組としてデビューする予定だ。
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