大学祭のステージで“わいせつ”なパフォーマンスを披露したとして、告発されたガールズグループMAMAMOOのファサ。彼女を告発した保護者団体代表は当時、ファサのパフォーマンスを「バーバリーマン」に例えたという。
「バーバリーマン」とは、韓国で“露出狂”を意味し、トレンチコートだけを着用して公衆の面前で身体を露出する人物を指す。
一方、大衆文化界は「モンスター保護者集団が芸術に過度に介入した」と反発している。
9月11日、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』では、ファサを公然わいせつ罪で告訴した学生保護者人権保護連帯の代表シン・ミンヒャン氏と、大衆文化評論家のキム・ホンシク氏のインタビューが流れた。
シン代表はここで「ファサが大学祭で披露した振り付けは公演と全く合わない上に、刑法245条の公然淫乱罪で決められている“わいせつ行為”に該当するもので、社会平均が基準」とし、「大学の現場にいなかったにもかかわらず、ファサの映像が急速に広がり、望まないのにこれを見て性的羞恥感を感じた。社会平均なら私のように羞恥感を当然感じただろう」と主張した。
続いて「ファサの行為は“バーバリーマン”より酷い。これは不特定多数の大衆が多く見たため、ある面で悪影響がより大きい」とし、「過剰対応という批判もあるが、パフォーマンスという名分で多数を相手にテロをしたのだ。また、制服を着てパフォーマンスをするのを見て、自重しているようではないと思う」と明らかにした。
これに対しキム評論家は「一種のモンスターペアレンツ集団が芸術的自由に対して過度に介入した事例」とし、「最近、ソウルの小学校の教師亡くなった事件のように、子供の教育を理由に過度に、すべてに介入したのだ。公演会場に警察を同行させ、乱入したとしか見られない」と相反する意見を述べた。
そして「大学生の祭りだったので、平均は“小学生”ではない。すでに番組で編集された内容がSNSで広がったという理由で、ファサだけを告発することは意図がある」と明らかにした。
先立ってファサは今年5月、tvN『ダンス歌手流浪団』(原題)の収録の一環として成均館(ソンギュングァン)大学の学祭ステージに立った。だが、ここでのパフォーマンスが“わいせつ”だという理由で、6月に保護者団体に告発されていた。
ソウル城東(ソンドン)警察は8月末、ファサを被告発人として召喚し、パフォーマンスの意図と背景などについて尋ねた。警察は告発人とファサを調べたあと、企画会社から関連資料を受け取り、パフォーマンスがわいせつであるかどうかを判断したあと、送検するかどうかを決める方針だ。
◇ファサ プロフィール
1995年7月23日生まれ。2014年、4人組ガールズグループMAMAMOOの最年少メンバーとしてデビュー。グループではボーカルとラップを担当。『Piano Man』『Um Oh Ah Yeh』『Decalcomanie』『Yes I am』『Dingga』『AYA』など、数多くのヒット曲で高い影響力を見せつけた。2019年には『TWIT』でソロデビュー。ステージで見せる個性的で、洗練されたパフォーマンスが話題になることが多い。
■【写真】MAMAMOO・ファサ、衝撃的な“下半身シースルー”衣装
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