ファンに会うまでにかかった時間は37日。
ZEROBASEONEがK-POPアイドルの聖地に挙げられる高尺(コチョク)スカイドームで初のファンコンサートを開催し、約1万8000人のファンの前に姿を見せた。
計4万人を収容可能な同会場はこれまで、BTS(防弾少年団)、SEVENTEEN、NCTなどのK-POPトップグループ、そしてマルーン5、アリアナ・グランデ、ビリー・アイリッシュ、U2など世界的ポップスターが立ってきた。CJ ENMのオーディションを通じて結成されたグループとして、初コンサートを高尺スカイドームで開催したグループは、2017年のWanna One、2019年のX1以来となる。
同日、高尺スカイドームはファンでごった返していた。ソウル恩平(ウンピョン)区から来たというチョン・ジュウンさん、チョン・ユジンさんは「午前7時からコンサートグッズを購入するのを待っていた」とし、「『BOYS PLANET』から観ていて楽しんでいた。そのため、公演を実際に観られることを待ちわびていた」と話した。続けて「9人の異なる魅力を今回の舞台で観られることに期待している」とし、ときめきを隠せなかった。
そのほかにも、匿名でインタビューに応じてくれたファンも「午後2時に来た。9人の初舞台だけに、素敵なパフォーマンスを見せてほしい」と口にしていた。
そして午後7時30分、ついに幕を開けたコンサート。『Back to ZEROBASE』『New Kidz on The Block』を相次いで披露し、ファンに息つく暇を与えなかった。
初コンサートが韓国最大級の会場だっただけに、メンバーも格別だったようだ。キム・ギュビンは「幼い頃から、愛する人だけを集めてコンサートをしたかった」とし、「このように、1万8000人のZEROSE(ファンネーム)と家族、そして会社の方々と共にできて嬉しい。今年一番嬉しいことはこれではないかと思う」と話した。
続いて、今回のコンサートのためだけに振り付けを準備した『Say My Name』『And I』を歌唱。ジャン・ハオは「この日のために作った振り付けですが、ファンの方々も楽しめましたか?」とし、「それならいい」と話して笑いを誘った。
ほかにも、『BOYS PLANET』のテーマ曲『Here I Am』で少年美を見せたかと思えば、『Jelly Pop』『Hot Summer』では相反する色気を存分に発揮して観客の目を釘付けに。そして『In Bloom』『Our Season』では、会場を合唱で満たしていた。
終盤には別れの挨拶で残念さを吐露。キム・ジウンは「まだ実感がわかない。皆さんは私にとって大切な宝物のような存在だ」とし、キム・テレも「皆さんの前で公演ができて本当に良かったし、私たちの輝かしいスタートをともに切れて感謝している」と付け加えた。
この日、初のファンコンサートで韓国国内のファンと対面したZEROBASEONEは、8月19日には「KCON LA 2023」でグローバルファンと会う予定だ。
◇ZEROBASEONEとは?
Kep1erを生み出したMnet『Girls Planet 999:少女祭典』の男性版オーディション番組『BOYS PLANET』で選ばれた韓国出身6人と中国出身2人、カナダ出身1人で結成された9人組ボーイズグループ。グループ名の「ZB1=ZEROBASEONE」は、0から1へ向かう自由な旅、そして輝く始まりという意味が込められている。活動期間は2年6カ月を予定している。
■懲役2年を求刑された人物に感謝?ZEROBASEONEメンバーが議論に
前へ
次へ